エラー E8605

セッションを開始できませんでした。（DBNAME= オブジェクト名, EC= エラーメッセージ/コード）

モジュール：

エージェント

原因：

リストアの開始に失敗した原因は多数考えられます。

マシンの認証エラー：このエラーメッセージは、次のいずれかの条件を示しています。
- 不正なユーザ名またはパスワード（Windows エラー 1326）
- ユーザ名がドメイン名修飾子またはマシン名修飾子なしで指定されました。ターゲットマシン上のこの特定のユーザに対しては、この修飾子が必要です（Windows エラー 1326）。
- 指定されたユーザには、リストアを実行するための適切な権限がありません（Windows エラー 1385）。
- ユーザ名またはパスワードがありません（Windows エラー 87）。
- Windows ログインを実行するために十分な権限を持たないユーザとして、Backup Agent リモートサービスおよび Backup Agent RPC Server サービス（またはそのいずれか）が稼働しています（Windows エラー 1314）。
データベースの認証エラー：このエラーメッセージは、ユーザ名またはパスワードの入力が正しくないか、またはユーザ名がドメイン名修飾子またはマシン名修飾子なしで指定された可能性を示しています。この設定（Windows 認証付きの Microsoft SQL または Microsoft Exchange）に対してはこの修飾子が必要です。
他のデータベースエージェントまたはデータベースサーバのエラー

処置：

このエラーメッセージに対処するには、Windows エラーコードまたはエラーの種類に応じて、以下のリストから適切な項目を実行してください。

Windows エラー 1326 または 87 の場合は、マシンログインのユーザ名とパスワードを確認し、ターゲットマシンのログイン用に、ドメインまたはマシンの認証を指定します。ドメインユーザの場合、以下のフォーマットを使用します。
```
<ドメイン名>¥<ユーザ名>
```
ローカルマシンユーザの場合、以下のフォーマットを使用します。
```
<マシン名>¥<ユーザ名>
```
Windows エラー 1385 の場合は、ユーザが、データベースサーバマシンのローカルセキュリティポリシーに「ファイルとディレクトリのバックアップ」権限を持っているか、またはこの権利を持つグループのメンバであるかどうかを確認します。この権限は通常、Administrators グループと Backup Operators グループに付与されています。
Windows エラー 1314 の場合は、以下の手順に従います。
1. コントロールパネルの［サービス］（Windows）または［管理ツール］の［サービス］（Windows XP または Windows 2003）で、Backup Agent RPC Server サービスおよび Backup Agent リモートサービス（Agent for Microsoft SQL）が「LocalSystem」または Backup Operators グループに所属するユーザとして稼働していることを確認します。
2. Backup Agent RPC Server サービスまたは Backup Agent リモートサービス、あるいはその両方が、Backup Operators グループに所属するユーザとして稼働している場合は、データベースサーバコンピュータのローカルセキュリティポリシーで Backup Operators グループが「OS の一部として実行」権限を持つことを確認します。
データベースの認証エラーの場合は、以下のことを確認します。
- ユーザ名とパスワードが正しいこと、リストアを試みているデータベースサーバが稼動中であることを確認します。
- Backup Agent RPC Server サービスが開始され、Agent for Microsoft SQL の場合は、Backup Agent リモートサービスが開始されていることを確認します。
- Windows 認証を使用する Agent for Microsoft SQL の場合、または Agent for Microsoft Exchange Server の場合は、該当のデータベースへのログインに使用するユーザ名にドメイン名修飾子またはマシン名修飾子を指定してください。
その他のデータベースエージェントまたはデータベースサーバエラーについては、エラーメッセージおよびデータベースエージェントのアクティビティログを参照してください。