ここでは、CA ARCserve Backup のデフォルトの方式を使用する場合、または独自のローテーション パラメータを指定する場合の、バックアップ ジョブ ローテーション スキーマの設定方法について説明します。 ローテーション スキーマを設定するためのパラメータにアクセスするには、CA ARCserve Backup マネージャで[スケジュール]タブを選択します。 使用できるパラメータの詳細については、後のセクションで説明します。
GFSローテーション スキーマの主な目的は、メディアのローテーションと有効期限を、メディアをローテーションおよびリタイアするための標準的で一貫性のある最小の間隔で指定することです。 毎日のバックアップが「Son」になります。 その週に行った最新のフル バックアップ(週単位のバックアップ)が「Father」です。 その月に行った最新のフル バックアップ(月単位のバックアップ)が「Grandfather」になります。 GFSローテーション スキーマにより、年間のサーバのバックアップを、最小限のメディアで実行できます。
GFSローテーション スキーマは、任意の曜日から始まる週単位(5日または7日単位)のスケジュールを基準にしています。 フル バックアップは最低でも週に 1 度実行されます。 その他の日は、フル バックアップか部分バックアップのいずれかを実行するか、またはバックアップを実行しません。 毎週のフル バックアップに毎日の増分バックアップまたは差分バックアップを組み合わせたGFSローテーションを使用すると、いつのデータでも信頼性の高いリストアを実行できます。
注: 週 5 日単位の GFS ローテーション スキーマでは年間で 21 のメディアが必要になります。週 7 日単位の GFS ローテーション スキーマでは年間で 23 のメディアが必要になります。
GFSローテーション スキーマが事前に定義されていても、管理者は個々の必要に応じてこれらのスキーマを変更できます。 標準のローテーション スキーマから例外的なバックアップ ジョブを実行することもできます(たとえば、通常のバックアップ曜日である水曜日が休日にあたる場合に、ジョブ実行日を変更したいとき)。
重要: CA ARCserve Backup は、マルチプレキシングおよびマルチ ストリーミングのバックアップ ジョブにおいて WORM メディアの使用をサポートしていません。 このため、バックアップ マネージャの[デスティネーション]タブで[マルチプレキシング]または[マルチ ストリーミング]を有効にすると、[WORM メディアを使用]オプションが無効になります。
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