以前のリリースから CA ARCserve Backup データベースへのデータベース情報のマイグレート

CA ARCserve Backup では、データベース情報を BrightStor ARCserve Backup r11.5 からこのリリースにマイグレートできます。 このデータのマイグレートにより、BrightStor ARCserve Backup r11.5 で作成されたデータを使用してリストアを実行することができるようになります。

CA ARCserve Backup では、このデータ マイグレーションを実行するために以下ツールでが提供されています。

以前のリリースから CA ARCserve Backup データベースへのデータベース情報のマイグレート方法

  1. CA ARCserve Backup をプライマリ サーバにインストールします。

    重要: このタスクを完了するまでは、ターゲット Data Mover サーバから BrightStor ARCserve Backup r11.5 をアンインストールしないでください。

  2. BrightStor ARCserve Backup r11.5 サーバにログインします。
  3. IngresDBDump.sh をCA ARCserve Backup インストール メディアから BrightStor ARCserve Backup r11.5 サーバにコピーします。

    注: ターゲット Data Mover サーバ上で実行されているオペレーティング システムに一致する CA ARCserve Backup インストール メディアに含まれているディレクトリから IngresDBDump.sh をコピーする必要があります。

  4. BrightStor ARCserve Backup r11.5 サーバから IngresDBDump.sh を実行します。

    IngresDBDump.sh は、Ingres データベースから common.dmp、aspool.dmp、および astpses_tmp.dmp に、セッション、テープおよびプール データをダンプします。 これらのファイルは、以下のディレクトリに格納されます。

    $BAB_HOME/dbase/ingres/tmp
    

    ダンプ ファイル ファイルには、以下のデータが含まれます。

  5. common.dmp、aspool.dmp、および astpses_tmp.dmp をプライマリ サーバにコピーします。
  6. プライマリ サーバから、以下の構文を使用して MergeIngres2Sql.exe を実行します。
    MergeIngres2Sql.exe <-dir> <-migrate4recognizedmedias> [-help]
    

    : <> は必要な引数を示します。

    引数:

    <-dir>
    

    コピーされたファイル(common.dmp、astpses_tmp.dmp および aspool.dmp)のディレクトリの場所を指定します。

    <-migrate4recognizedmedias>
    

    CA ARCserve Backup により、BrightStor ARCserve Backup を使用して作成されたすべてのテープの情報がマイグレートされます。

    [-help]
    

    (オプション)このツールのヘルプを表示します。

    MergeIngres2Sql.exe は、BrightStor ARCserve Backup サーバから CA ARCserve Backup サーバ上のデータベースに Ingres データベース情報をマイグレートします。