AMSSigupdater.ini 環境設定ファイルの構文

AMSSigupdater.ini は、AMSSigupdater.exe によって使用される環境設定ファイルです。 このファイルには、エンジンとシグネチャの更新を配布ソースから収集する方法が定義されています。

AMSSigupdater.ini ファイルは、「%CASHCOMP%¥ASAMS¥bin」ディレクトリにあります。また、メモ帳などのテキスト編集アプリケーションを使用して、このファイルの表示や編集を実行できます。

構文

[SOURCES]セクションには、AMSSigupdater.ini ファイル内の他のセクションの接続名があります。これは、シグネチャのダウンロード用の接続を指定します。 現在、サポートされている接続方式は HTTP のみです。

構文
ソース
1=SourceA
2=SourceB
3=SourceC
オプション

環境設定ファイルには以下のオプションが含まれます。

1=SourceA

最初のソースです。 「1=HTTP_0」のようにします。

シグネチャ ソース

AMSSigupdater.ini ファイルの[SOURCES]セクションに記述されている各シグネチャ ソースについては、対応するセクションが存在するので、そこでダウンロードに必要な情報を指定する必要があります。

HTTP 構文

HTTP ダウンロードの場合、以下のオプションを使用できます。

[SourceA]
Method=HTTP
HostName=etrustdownloads.ca.com
HostPort=80
SecureConnection=
ServerAuthReq=
UserName=
UserPassword=
UseProxy=
ProxyName=
ProxyPort=
ProxyAuthReq=
ProxyUserName=
ProxyPassword= 

HTTP オプション

以下の HTTP オプションは必須です。

注: NULL は 0 と同じです。

Method=HTTP

ANSI 文字列 -- ダウンロード方法として HTTP を使用します。

HostName=etrustdownloads.ca.com

ANSI 文字列 -- アップデートする場合に接続するサーバです。

HostPort=

値 -- HTTP 方式では 80 または 443 を指定します。 アップデートする場合に接続するサーバ ポートです。 値が 443 の場合、アップデートをダウンロードする際に HTTPS プロトコルを使用します。

SecureConnection=

値 -- 0、1 または NULL を指定します。 セキュリティで保護された接続を有効または無効にします。 値が 1 の場合、アップデートをダウンロードする際に HTTPS プロトコルを使用し、ポート 443 に接続します。

ServerAuthReq=

値 -- 0、1 または NULL を指定します。 サーバ認証を有効または無効にします。 値が 1 の場合、UserName= および UserPassword= の値を指定する必要があります。

注: 現在、更新サーバは認証を必要としません。 ここでは、NULL 値または 0 を指定することをお勧めします。

UserName=

ANSI 文字列 -- 更新サーバ用のユーザ名を設定します。 ServerAuthReq= の値が 1 の場合のみ、UserName= の値を指定する必要があります。

UserPassword=

ANSI 文字列 -- 更新サーバ用のパスワードを設定します。 ServerAuthReq= の値が 1 の場合のみ、UserPassword= の値を指定する必要があります。

注: AMSSigUpdater.exe が最初にこの環境設定ファイルを読み取る時に、CA ARCserve Backup によって UserPassword の値がこの環境設定ファイルから Windows レジストリに移動されます。 CA ARCserve Backup はレジストリ内のパスワードを暗号化します。 初回以降の読み取りでは、AMSSigUpdater.exe は UserPassword の値をレジストリから呼び出します。 パスワードを変更する場合、CA ARCserve Backup によってレジストリ 内の UserPassword の値が更新されます。

UseProxy=

値 -- 0、1 または NULL を指定します。 更新サーバに接続する際のプロキシ サーバの使用を有効または無効にします。

ProxyName=

ANSI 文字列 -- 更新用のプロキシ サーバ名を設定します。 UseProxy= の値が 1 の場合のみ、ProxyName= の値を指定する必要があります。

ProxyPort=

値 -- 例: 80 更新用のプロキシ ポートを設定します。 UseProxy= の値が 1 の場合のみ、ProxyPort= の値を指定する必要があります。

ProxyAuthReq=

値 -- 0、1 または NULL を指定します。 プロキシ サーバの認証を有効または無効にします。 値が 1 の場合、ProxyUserName= および ProxyPassword= の値を指定する必要があります。

ProxyUserName=

ANSI 文字列 -- プロキシ サーバ用のユーザ名を設定します。 ProxyAuthReq= の値が 1 の場合のみ、ProxyUserName= の値を指定する必要があります。

ProxyPassword=

ANSI 文字列 -- プロキシ サーバ用のパスワードを設定します。 ProxyAuthReq= の値が 1 の場合のみ、ProxyPassword= の値を指定する必要があります。

注: AMSSigUpdater.exe が最初にこの環境設定ファイルを読み取る時に、CA ARCserve Backup によって ProxyPassword の値がこの環境設定ファイルから Windows レジストリに移動されます。 CA ARCserve Backup はレジストリ内のパスワードを暗号化します。 初回以降の読み取りでは、AMSSigUpdater.exe は ProxyPassword の値をレジストリから呼び出します。 パスワードを変更する場合、CA ARCserve Backup によってレジストリ 内の ProxyPassword の値が更新されます。

[DEBUG]

[DEBUG]オプションを使用すると、ファイルへのログの書き込みを有効または無効にできます。

注: NULL は 0 と同じです。

構文
[DEBUG]
Debug=1

値 -- 0、1 または NULL を指定します。 ファイルへのログの書き込みを有効または無効に設定します。 値が 1 の場合、CA ARCserve Backup によってログ情報が AMSSigupdater.log ファイルに書き込まれます。