WinPE を使用した、Windows Server 2003、Windows Server 2008、および Windows 7 システムの惨事復旧

このセクションでは、WinPE (Windows Pre-installation Environment)惨事復旧 CD を使用して、Windows Server 2003、Windows Server 2008、および Windows 7 システム上で惨事復旧する処理について説明します。

注: CA ARCserve Backup Disaster Recovery には、惨事復旧の過程で発生する問題の解決に役立つ、さまざまなユーティリティが各画面で提供されます。 これらのユーティリティの詳細については、「Disaster Recovery ユーティリティの使い方」を参照してください。

WinPE を使用して、Windows Server 2003、Windows Server 2008、および Windows 7 システムの惨事復旧を行う方法

  1. WinPE 惨事復旧 CD を復旧対象のコンピュータのドライブに挿入して、復旧を開始します。

    Windows ブート マネージャ画面が開きます。

    以下の点に注意してください。

  2. Windows ブート マネージャ画面で、ブート元として以下のいずれかのオペレーティング システムを選択します。
  3. 希望する言語とキーボード レイアウトを選択し、[次へ]をクリックします。

    [DR 情報を選択する]画面が開きます。

  4. 惨事復旧情報を見つけるには、以下のいずれかのオプションを選択します。

    指定した惨事復旧情報のリストが表示されます。

    以下の点に注意してください。

  5. [次へ]をクリックします。

    [プレフライト チェック]画面が開きます。

    この画面は、環境に関する潜在的な問題を検出して解決するための環境設定リストです。 基本的に、環境設定リストで選択した各項目の説明が、問題を説明する画面の下部に表示されます。

    注: 環境設定リストのステータスを更新するには、再スキャンのステータスをクリックします。

    選択した惨事復旧情報に基づいて、以下の項目が画面に表示されます。

  6. [次へ]をクリックして、ディスク パーティションをリストアします。

    ディスク パーティションの自動リストア用画面が表示されます。

    CA ARCserve Backup Disaster Recovery は、保存されたディスク レイアウト情報に基づいて、ディスク パーティションを自動的にリストアします。

  7. ディスク パーティションがリストアされたら、[次へ]をクリックして CA ARCserve Backup Disaster Recovery セッションをリストアします。

    [リストア対象セッションを選択する]画面が表示されます。

    CA ARCserve Backup Disaster Recovery では、ハード ディスク内の各ドライブに割り当てるセッションを指定でき、セッション パスワードを割り当てる際の支援も提供されます。 同時に、増分/差分バックアップ セッションを回復することもできます。

    セッション暗号化ステータスに基づき、[リストア対象セッションを選択する]画面には 4 種類のアイコンが表示されます。

  8. [次へ]をクリックして、[セッション リストアのサマリ]画面を表示します。

    この画面で、選択したセッションを確認します。

  9. [開始]ボタンをクリックして、データのリストア処理を開始します。

    [リストア処理を開始する]画面が表示されます。

    この画面には、データ回復にかかる残りの予想時間を示すプログレス バーが表示されます。

    注: データ回復中、セッション パスワードが設定されなかった場合は、パスワードを入力する必要があります。 CA ARCserve Backup では、パスワードの入力を 3 回まで行うことができます。 3 回を超えると、セッションのリストアは失敗します。

  10. [次へ]をクリックして、マシンを再起動します。

    [再起動の準備をする]画面が表示されます。

    注: [リストア処理を開始する]画面の[すべてのセッションが正常にリストアされたら自動的に再起動する]オプションが選択されている場合、この画面から 30 秒以内に自動的に再起動が行われるか、キャンセルするための 30 秒の猶予が与えられます。 このオプションが選択されていない場合、CA ARCserve Backup Disaster Recovery では手動で再起動またはキャンセルできます。

    マシンが再起動されると、CA ARCserve Backup データベース回復ウィザードが開き、CA ARCserve Backup データベース セッションのリストアに利用できます。

    以下の点に注意してください。