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ポート環境設定ファイルの設定に関するガイドライン
PortsConfig.cfgファイルを変更する際は、以下の点を考慮してください。
注: PortsConfig.cfg ファイルは以下のディレクトリに保存されます。
¥Program Files¥CA¥SharedComponents¥ARCserve Backup
- CA ARCserve Backup NDMP NAS Option のインストール後に、CA ARCserve Backup サーバで NAS (Network Attached Storage)ポートを変更する場合は、NAS ファイラでもポート割り当てを変更する必要があります。
- 既存のネットワークの問題を回避するため、再接続ロジックが実装されています。 ネットワークの問題は、ネットワークを介してクライアント エージェントをバックアップする際に発生することがあります。 バックアップ中、接続が失われたり、バックアップに失敗する可能性があります。 このような問題が発生した場合、バックアップ中に使用する再接続キーとポート範囲を指定できます。 この再接続キーは CA ARCserve Backup サーバ側で使用します。
- CA eTrust Firewall ソフトウェアを使用している場合、以下の手順を実行します。
- リモート コンピュータを管理するには、 CA ARCserve Backup RPC サービスは、「ncacn_ip_tcp」プロトコルと「ncacn_np」プロトコルを使用して受信待機します。 「ncacn_ip_tcp」を使用する際には、TCP ポート(6502、6503、6504)、およびシステム ポート 137~139 と 445 を開く必要があります。これらは、Windows オペレーティング システムにより、「ncacn_np」プロトコルの使用時に使われます。
注: eTrust Firewall によって RPC 通信がブロックされた場合は、CA ARCserve Backup の応答が遅くなったり、応答が完全に停止したりすることがあります。
- Universal Agent 用のポートを変更するには、同じマシンにインストールされ、このサービスを使用するすべてのエージェントとオプションの通信ポートを変更する必要があります(たとえば CA ARCserve Backup Client Agent、CA ARCserve Backup Agent for Microsoft Exchange Server、CA ARCserve Backup NDMP NAS Option など)。 Windows XP、または Windows Server 2003 OS のマシンを追加する場合、参照機能は Universal Agent から実行されます。
- CA ARCserve Backup Agent for Microsoft Exchange Server と CA ARCserve Backup Agent for Microsoft SQL Server 用のポートの変更は、これらのエージェントの TCP バックアップのために行います。 RPC サーバでは、CA ARCserve Backup for Windows データベース エージェントをすべて参照することができます。
- 以前のバージョンの CA ARCserve Backup からアップグレードしていて、現在のインストールで CA ARCserve Backup Client Agent の設定に CAPortConfig.cfg という設定ファイルを使用している場合は、インストール プロセスで CAPortConfig.cfg の設定が PortsConfig.cfg ファイルにマイグレートされます。
以前の CA ARCserve Backup インストールでは、CAPortConfig.cfg ファイルの情報は以下の形式です。
MachineName IPAddress tcpport udpport
上記のCAPortConfig.cfg設定は、次の形式でPortsConfig.cfg にマイグレートされます。
fsbackupservice tcpport machinename IPAddress
fsbackupserviceudp udpport machinename IPAddress
fsbackupserviceunix tcpport machinename IPAddress
注: Microsoft Windows システム サービス ポートの要件については、Microsoft のサポート サイトをご覧ください。