環境変数を定義するための util_par_file の編集

util_par_file を編集して、バックアップ オプション統合モジュール用の環境変数を定義します。 このファイルのパラメータの値を設定するには、sapsetup または pfilesetup を実行します。

本オプションが SAP R/3 のバックアップ ジョブを実行すると、バックアップ オプション統合モジュールはバックアップ ジョブを作成し、そのジョブを実行するために CA ARCserve Backup サーバまたは Data Mover サーバに送信します。 ジョブは util_par_file に設定されたバックアップ パラメータを使用してサブミットされます。 util_par_file を使用して、以下を実行できます。

init<SID>.sap 環境設定ファイルの util_par_file エントリには、パラメータ ファイルの完全なパスを指定する必要があります。 util_par_file のパラメータは ca_backup のパラメータと同一です。

パラメータの詳細については、「コマンド ライン リファレンス ガイド」を参照してください。

必須のオプション

util_par_file に以下のパラメータを設定する必要があります。

HOST=         <CA ホスト>
USERNAME=     <クライアント ノード上の SAP/Oracle ファイルへのアクセス権限を所有しているユーザの名前>
PASSWORD=     <そのユーザのパスワード>
追加オプション

以下のオプション パラメータを設定することにより、テープ、グループ名、およびメディア プールのオプションをカスタマイズできます。

オプション
DATA_MOVER_HOST=<ローカルの Data Mover のホスト名>
ORIGINALHOST=<あるホストのデータを別のホストにリストアするときのバックアップ元のホスト名>
ログ オプション
SNMP=		<True/False>
TNG=		<True/False>
EMAIL=		<john.smith@ca.com>
PRINTER=		<lp>
デスティネーション オプション
EJECT=		<True/False>
DESTTAPE=	<テープ名>
DESTGROUP=	<デバイス グループ名>
MEDIAPOOL=	<メディア プール名>
TAPEMETHOD=	<Append/Owritesameblank/Owritesameblankany>
SPANTAPEMETHOD=<Owritesameblank/Owritesameblankany>
TAPETIMEOUT=	<分数>
SPANTAPETIMEOUT=<分数>

追加オプションの説明

マルチ ストリーミング オプション

マルチ ストリーミング機能を使用するには、以下のパラメータを設定します。

MULTISTREAM=	<True/False>
MAXSTREAMS=	<使用する最大ストリーム数>
スケジュール オプション

以下のスケジュール オプションを設定することにより、7 日間のサイクルで別のテープ、メディア プール、またはその両方を使用できます。

DAYOFWEEK =	<True/False>
マルチ ストリーミングを使用しない場合
DESTTAPESUN=	<日曜日に使用するテープ名>
DESTTAPEMON=	<月曜日に使用するテープ名>
DESTTAPETUE=	<火曜日に使用するテープ名>
DESTTAPEWED=	<水曜日に使用するテープ名>
DESTTAPETHU=	<木曜日に使用するテープ名>
DESTTAPEFRI=	<金曜日に使用するテープ名>
DESTTAPESAT=	<土曜日に使用するテープ名>
マルチ ストリーミングを使用する場合

MEDIAPOOLSUN=<日曜日に使用するメディア プール名>
MEDIAPOOLMON=<月曜日に使用するメディア プール名>
MEDIAPOOLTUE=<火曜日に使用するメディア プール名>
MEDIAPOOLWED=<水曜日に使用するメディア プール名>
MEDIAPOOLTHU=<木曜日に使用するメディア プール名>
MEDIAPOOLFRI=<金曜日に使用するメディア プール名>
MEDIAPOOLSAT=<土曜日に使用するメディア プール名>

スケジュール オプションの設定で当日のテープを指定しなかった場合は、DESTTAPE に指定したテープがデフォルトで使用されます。

以下の動作に注意してください。