［バックアップのローカル オプション］ダイアログ ボックス

この［ローカル オプション］画面を使用して、使用しているコンピュータの特定ボリュームに対する検証オプションを選択することができます。 また、選択したボリュームに対して実行されるバックアップの圧縮設定や暗号化設定を指定することも可能です。 ここで設定したオプションは、［グローバル オプション］ダイアログ ボックスの設定よりも優先的に使用されます。

バックアップの検証オプション

バックアップの検証オプションを使用すると、データがメディアに正しくバックアップされたか検証できます 以下のオプションを選択できます。

• ［なし］ - バックアップの検証は行われません。
• ［バックアップ メディア内容のスキャン］ - バックアップ メディア上の各ファイルのヘッダが確認されます。 ヘッダが読み取り可能である場合、CA ARCserve Backup はデータを信頼できるものと見なします。 ヘッダが読み取り不能な場合は、アクティビティ ログにその情報が記録されます。

  注： 2 種類ある検証方法のうち、こちらの方が高速です。

• ［バックアップ メディアとディスクの比較］--メディアからデータ ブロックが読み出され、その内容がソース マシン上のソース ファイルと 1 バイトずつ比較されます。 このオプションの実行には時間がかかりますが、メディア上のすべてのデータがディスク上のデータと厳密に一致していることを保証できます。 CA ARCserve Backup によって不一致が検出された場合は、その情報によってアクティビティ ログが更新されます。

セッション パスワード オプション

データを保護するためにパスワードを指定するには、このオプションを使用します。

• ［セッション パスワード］ - このボリュームからバックアップしたデータを保護するためのパスワードを指定します。 ［セッション パスワード］は暗号化キーです。バックアップしたデータのロックを解除し、リストアするには暗号化キーを使用します。 データを暗号化していない場合、パスワードは省略できます。

重要： 目的のセッションをリストアするには、セッション パスワードを覚えておく必要があります。 このパスワードをリセットする方法はありません。

圧縮/暗号化オプション

バックアップの前にファイルを圧縮または暗号化するかどうか指定するには、以下のオプションを指定します。

• ［バックアップ前にソフトウェア圧縮を使用してファイルを圧縮］ - バックアップ前にソフトウェア圧縮を使用してファイルを圧縮するかどうかを指定します。 このオプションは、バックアップ前に CA ARCserve Backup でソフトウェア圧縮アルゴリズムを使用してファイルを圧縮できるようにします。 ほとんどのテープ デバイスは既にハードウェア圧縮が可能であるため、このオプションは、ハードウェア圧縮が使用できない場合にのみ使用します。 ハードウェア圧縮とソフトウェア圧縮を共に有効にする必要はありません。両方が選択された場合、ジョブの実行時にソフトウェア圧縮が自動的に無効にされます。
• ［バックアップ前にファイルを暗号化］ - バックアップ前にファイルを暗号化するかどうかを指定します。

重要： CA ARCserve Backup は、エージェント システム上でローカルの圧縮と暗号化を実行します。 ローカルの圧縮と暗号化および ARCserve サーバ ベースの圧縮と暗号化（グローバル オプション）を指定すると、CA ARCserve Backup はエージェント システムで圧縮と暗号化を実行します。

ボリューム設定

注： このオプションは、NetWare サーバでのみ使用できます。

• ［スナップショットの解除］ - CA ARCserve Backup Agent for Open Files がサーバにインストールされている場合、NSS ボリュームでのオープン ファイル バックアップを無効にするには、このオプションを選択します。

詳細情報：

バックアップ ローカル オプション - ［バックアップ メディアとディスクの比較］オプション