バックアップ方式により、選択したドライブまたはディレクトリ内の、どのファイルがバックアップされるかが決まります。 以下のタイプのバックアップ方式を選択できます。
注: これらの方式は、UNIX のファイルには適用できません。
方式 |
対象となるファイル |
アーカイブ ビットをチェックする |
アーカイブ ビットをリセットする |
フル - アーカイブ ビットを残す |
全ソース ファイル |
いいえ。 |
いいえ。 |
フル - アーカイブ ビットをクリア |
全ソース ファイル |
いいえ。 |
はい。 |
増分 - アーカイブ ビットに基づく |
アーカイブ ビットがオンになっているソース ファイル |
はい。 |
はい。 |
差分 - アーカイブ ビットに基づく |
アーカイブ ビットがオンになっているソース ファイル |
はい。 |
いいえ。 |
一般的に、大量のデータを毎日バックアップする必要がある場合は、定期的に差分または増分バックアップを実行し、ときおりフル バックアップをするのが最適です。
各バックアップ方式の利点を以下の表に示します。
方式 |
詳細 |
フル - アーカイブ ビットを残す |
全ソース ファイルが対象となる。 バックアップ完了後、アーカイブ ビットをリセットする。 増分または差分バックアップに影響を与えずに、スケジュールされていないフル バックアップを実行したい場合は、このオプションを使用するとよい。 |
フル - アーカイブ ビットをクリア |
全ソース ファイルが対象となる。 この方法では、ファイルのバックアップが終了するまでファイルのアーカイブ ビットは無視される。 バックアップが終了した時点で CA ARCserve Backup がファイルのアーカイブ ビットをオフにする。 ジョブが終了したときには、バックアップされた全ファイルのアーカイブ ビットがオフになっている。 |
増分 |
前回のフル(アーカイブ ビットをクリア)または増分バックアップ以降に変更されたファイルのみが対象となる。 CA ARCserve Backup は、ファイルのアーカイブ ビットをチェックする。 CA ARCserve Backup はアーカイブ ビットがオンになっているファイルをバックアップした後で、アーカイブ ビットをオフにする。 次回の増分バックアップ実行時に、このファイルは(再び修正されていないかぎり)スキップされる。 |
差分 |
前回のフル(アーカイブ ビットをクリア)または増分バックアップ以降に変更されたファイルが対象となる。 CA ARCserve Backup は、ファイルのアーカイブ ビットをチェックする。 CA ARCserve Backup はアーカイブ ビットがオンになっているファイルをバックアップするが、その後でアーカイブ ビットをオフにしない。 |
注: 合成フル バックアップ ジョブが有効な場合、すべての増分セッションで Point-in-Time リストアがサポートされます。 そのため、日単位バックアップ方式は[増分]から[Point-in-Time 増分]に変更されます。
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