メディアの[消去]オプション

メディアからすべてのデータを消去するには、[消去]オプションを使用します。 このオプションを使用すると、CA ARCserve Backup はこのメディアの内容に関するすべてのリファレンスをデータベースから削除します。 消去を実行しないで再フォーマットすると、メディアの物理履歴(読み取りパスや書き込みパスなど)はデータベース内に残ります。 テープ ライブラリを使用している場合は、単一または複数のメディアを消去できます。

メディアの消去オプションを使用して、ステージング グループの一部であるファイル システム デバイス(FSD)を削除することはできません。 ステージングされたデータを最終デスティネーション メディアにマイグレートする前に誤って FSD から消去してしまわないように、[デバイス マネージャ]ウィンドウの[消去]ツールバー ボタンは無効になっています。 FSD からデータを消去する場合は、コマンド ラインを使用するか(ca_devmgr)選択された FSD のステージング オプションを無効にします。

データを消去するには、以下のオプションのいずれかを選択できます。

注: このオプションを使用するには、チェンジャが Quantum™ SDLT 600 以降のドライブであり、メディアが SDLT-II 以上であることが必要です。

WORM メディアの消去

クイック消去と WORM への変換オプションは、CA ARCserve Backup によってQuantum™ SDLT-II 以上のメディアがライブラリ スロットで検出されないと使用できません。 メディアをライブラリにインポートすると、CA ARCserve Backup によってスロット内の WORM メディアと非 WORM メディアが自動的に検出され、区別されます。 そのため、メディアをインポートした後に、スロットの完全インベントリを実行する必要がありません。 ただし、CA ARCserve Backup をインストールまたはアップグレードした後は、完全インベントリを実行する必要があります。

詳細情報:

[スロットのインベントリ]オプション

メディアの消去

メディアをフォーマット