大規模ライブラリのフィルタ

CA ARCserve Backup では、大規模ライブラリとは、1 万を超えるスロットと任意の数のドライブがあるライブラリのことを指します。 大規模ライブラリを利用すると、自動更新の時間を短縮できたり（デバイス/グループの状態）、フィルタとしての役割、また複数のデバイス コマンド（スロットの集まりに対するフォーマット/消去）を簡単に実行することができます。 フォーマット コマンドでは、ユーザはメディア名のプレフィックス/サフィックスを指定できます。

ライブラリで使用可能な以下のフィルタを使用すると、データ量を大幅に減らすことができるため、データを管理しやすくなり、アプリケーションのパフォーマンスが向上します。

• 空のスロット フィルタ - ライブラリの、すべての空でないスロットまたはすべてのスロットを表示するように設定します。
• 範囲のスロット フィルタ - 特定の範囲のスロットをフィルタします。
• メディア プール フィルタ - 特定のメディア プール内のメディアのみを表示します。
• バーコード フィルタ - ライブラリでバーコード リーダがサポートされている場合、そのバーコードと一致するメディアをフィルタします。サポートされていない場合は、シリアル番号と照合します。

注: ［メディア プール］フィルタおよび［バーコード］フィルタには、ワイルドカード文字を使用できます。

［ライブラリ］フィルタは、［デバイス マネージャ］表示や［バックアップ マネージャ/デスティネーション］表示に適用されます。 フィルタを設定したり、現在のフィルタを確認するには、［ライブラリ フィルタ］タブを使用します。 これらのフィルタは、すべてのマネージャにではなく、現在開かれているマネージャに適用されます。

フィルタが表示に適用されると、ステータス バーの 2 番目のパネルに｢FILTER｣と表示されます。 デフォルトでは、空のスロットは［デバイス マネージャ］と［バックアップ マネージャ/デスティネーション］でフィルタ処理されます。

詳細情報：

テープ ライブラリのオプション - 概要