メディアの上書き/追加ルール

ジョブの環境設定中に、バックアップ ジョブに使用するメディアの上書き/追加ルールを指定できます。

以下のタイプのオプションが選択できます。

最初のメディアのオプション

最初のメディアとは、バックアップ ジョブを開始したときに使用するメディアのことです。 最初のメディアのオプションは以下のとおりです。

メディアへの追加

ジョブ セッションは、選択したメディアの末尾に追加されます。

上書き - 同名メディア、ブランク メディアのみ

ドライブ内のメディアが、ジョブに使用するよう指定したテープである場合、またはブランク メディアである場合にのみ上書きします。 どちらでもない場合、CA ARCserve Backup は具体的なメディア名を指定するよう要求します。

上書き - 同名のメディア、ブランク メディア、その他のメディア

ドライブ内のどのメディアでも上書きします。 このメディア オプションを選択すると、CA ARCserve Backup により、ドライブ内のメディアがジョブ設定の際に指定したものであるかどうかが確認されます。 指定したメディアでない場合、CA ARCserve Backup によりブランク メディアであるかどうかが確認されます。 ブランク メディアでもない場合は、CA ARCserve Backup はメディア名やメディアの種類に関係なく、デバイスにセットされているメディアを再フォーマットし、そのメディアの先頭からファイルのバックアップを開始します。

最初のメディアのタイムアウト

CA ARCserve Backup が、ジョブをキャンセルする前にメディアに書き込みを試みる時間(分)です。

追加のメディア オプション

これらのオプションは、複数のメディアが必要なジョブに指定します。 ジョブが複数のメディアにわたる場合は、CA ARCserve Backup が使用できるメディアを指定する必要があります。

上書き - 同名メディア、ブランク メディアのみ

デバイス内のメディアが同じメディア名である場合(ただしメディア ID は異なる)、またはブランク メディアである場合のみ、上書きします。 CA ARCserve Backup は、ジョブの最初のメディアの名前と ID を記憶しています。 ジョブに継続用のメディアが必要になると、CA ARCserve Backup は新しいメディアが同じ名前(ただしメディア ID は異なる)なのか、ブランク メディアなのかをチェックします。 ID が異なる場合、メディアは再フォーマットされ、最初のメディアと同じ名前と ID が付けられます。 シーケンス番号が変更されます。

上書き - 同名のメディア、ブランク メディア、その他のメディア

(メディア ID が最初のメディアと異なっていれば)デバイス内のどのようなメディアでも上書きします。 これ以降のメディアは、すべて最初のメディアと同じ名前と ID を使用して、再フォーマットされます。 シーケンス番号のみが変更されます。

追加メディアのタイムアウト

CA ARCserve Backup が、ジョブをキャンセルする前にメディアに書き込みを試みる時間(分)です。

詳細情報:

バックアップの基礎

メディアの上書きと追加ルールの指定