[メディアへ追加]オプションをオフにしてGFSローテーション ジョブをサブミットする
[メディアへ追加] 機能を有効にせずに GFS ローテーション ジョブをサブミットする場合、同じメディア プールを使って複数のジョブをサブミットし、メディアを最大限に使用できます。
たとえば、同じメディア プールと週 5 日単位のローテーション スキーマを使って 3 つの GFS ローテーション ジョブをサブミットした場合、これら 3 つのジョブで同じテープ セットが共有されます。 このローテーション スキーマのそれぞれの日に、3 つのジョブがすべて同じテープに追加されます。
- 月曜日 = ジョブ 1(1 日目)、ジョブ 2(1 日目)、ジョブ 3(1 日目)のフル バックアップ データが保存されたテープ 1 本。
- 火曜日 = ジョブ 1(2 日目)、ジョブ 2(2 日目)、ジョブ 3(2 日目)の増分バックアップ データが保存されたテープ 1 本。
- 水曜日 = ジョブ 1(3 日目)、ジョブ 2(3 日目)、ジョブ 3(3 日目)の増分バックアップ データが保存されたテープ 1 本。
- 木曜日 = ジョブ 1(4 日目)、ジョブ 2(4 日目)、ジョブ 3(4 日目)の増分バックアップ データが保存されたテープ 1 本。
- 金曜日 = ジョブ 1(5 日目)、ジョブ 2(5 日目)、ジョブ 3(5 日目)の週単位のバックアップ データが保存されたテープ 1 本。
この場合、1 週間に必要なテープは 5 本になります。
メディアの最大利用を使用しない場合、各ジョブに専用のテープが必要になります。
- 月曜日 = フル バックアップ テープ 3 本。 ジョブ 1(1 日目)に 1 本、ジョブ 2(1 日目)に 1 本、ジョブ 3(1 日目)に 1 本のテープが必要です。
- 火曜日 = 増分バックアップ テープ 3 本。 ジョブ 1(2 日目)に 1 本、ジョブ 2(2 日目)に 1 本、ジョブ 3(2 日目)に 1 本のテープが必要です。
- 水曜日 = 増分バックアップ テープ 3 本。 ジョブ 1 (3 日目)に 1 本、ジョブ 2 (3 日目)に 1 本、ジョブ 3 (3 日目)に 1 本のテープが必要です。
- 木曜日 = 増分バックアップ テープ 3 本。 ジョブ 1 (4 日目)に 1 本、ジョブ 2 (4 日目)に 1 本、ジョブ 3 (4 日目)に 1 本のテープが必要です。
- 金曜日 = 週単位のバックアップ テープ 3 本。 ジョブ 1 (5 日目)に 1 本、ジョブ 2 (5 日目)に 1 本、ジョブ 3 (5 日目)に 1 本のテープが必要です。
メディアの最大利用を使用しない場合、1 週間に必要なテープは 15 本になります。
注: [メディアへ追加]を有効にせずに、同じメディア プールを使用して複数の GFS ローテーション ジョブをサブミットする場合、同じバックアップ方式を使用している場合のみテープを共有することができます。 たとえば、フル バックアップ ジョブのデータが記録されているテープは、別のフル バックアップ ジョブのデータ以外は記録できません。 増分、差分、週単位、月単位のバックアップ ジョブのデータとは共有できません。
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[メディアへ追加]オプションを有効にしてGFSローテーション ジョブをサブミットする