ARCserve VMware 環境設定ツールは、ご使用の VMware ESX ホスト システム上の VM に関する情報を CA ARCserve Backup データベースに入力するデータ収集ユーティリティです。 このツールは、ca_vcbpopulatedb という名前の、バックグラウンドで実行されるコマンド ライン ユーティリティと統合され、ARCserve データベースに VM に関する情報を入力します。 環境設定ツールは、以下の情報を収集します。
エージェントをインストールしたら、VM システムについての情報を CA ARCserve Backup データベースに追加する必要があります。 これを行うには、バックアップ プロキシ システム上で ARCserve VMware 環境設定ツールを実行する必要があります。
ARCserve VMware 環境設定ツールを実行して VM に保存されているデータの正常なバックアップ ジョブをサブミットした後で、CA ARCserve Backup は、環境設定ツールを実行した際に指定された VM に関する情報を CA ARCserve Backup データベースに自動的に追加します。 自動保存オプションを使用すると、バックアップ マネージャを正確に検索して VM 内の最新のデータをバックアップすることができます。 デフォルトでは、CA ARCserve Backup はバックアップ ジョブが完了してから 24 時間間隔で更新された情報をデータベースに自動的に入力します。
ARCserve VMware 環境設定ツールを使用してデータベースへデータを入力する方法
注: VM が実行状態でない場合、ARCserve VMware 環境設定ツールはデータを CA ARCserve Backup データベースに追加しないため、VMware ESX ホスト システムの VM を正確に検索してバックアップすることができません。
Backup Agent 管理を開くには、[スタート]-[プログラム]-[CA]-[ARCserve Backup]-[Backup Agent 管理]の順に選択します。
[Backup Agent 管理]が開きます。
[ARCserve VMware 環境設定ツール]ダイアログ ボックスが開きます。
注: (オプション)バックアップ プロキシ システムの以下のディレクトリから VCBUI.exe を起動できます。
C:\Program Files\CA\ARCserve Backup Client Agent for Windows
C:\Program Files\CA\ARCserve Backup Client Agent for Windows\x86
CA ARCserve Backup のプライマリ サーバまたはスタンドアロン サーバには、以下のオプションが適用されます。
以下のオプションは、ご使用の環境の VMware Virtual Infrastructure に適用されます。
注: この引数を省略した場合、通信プロトコルとして https を使用するものとみなされます。
必要に応じて、CA ARCserve Backup データベースの入力に際して、以下のその他のオプションを指定します。
注: マウント オプションが有効な状態で環境設定ツールを実行すると、ユーティリティは実行中の VM ごとにマウント操作およびマウント解除操作が実行されるため、実行時間が長くなります。
C:\Program Files\CA\ARCserve Backup Client Agent for Windows\LOG
注: ログ ファイルの名前は ca_vcbpopulatedb.log です。
デフォルトでは、このツールの実行時には、使用可能な VM のバックアップ情報のみが取得されます。 VM を使用できない場合(VM の電源が入っていない、環境から削除されているなど)は、CA ARCserve Backup データベースからこの VM に関する情報が削除されます。 このオプションを有効にしておけば、使用可能な VM の情報が取得され、使用不可能な VM のバックアップ情報は保持されます。
以下の推奨事項を考慮します。
以下のようなシナリオでは、このオプションを使用することを推奨します。
[自動保存を停止する]オプションを有効にすると、CA ARCserve Backup が次回 CA ARCserve Backup データベースに入力するようにスケジュールされても自動入力プロセスが実行されません。 自動入力プロセスは、バックアップ ジョブの完了後の 24 時間周期か、[VM 情報の自動保存]オプションで指定した周期に基づいて更新された情報をデータベースに入力します。
CA ARCserve Backup が CA ARCserve Backup データベースに VM の関連情報を自動入力する頻度を指定することができます。
デフォルト: 24 時間
範囲: 1 時間~ 99 時間
ARCserve VMware 環境設定ツールの実行時に、VM のバックアップ情報を一時的にマウント(保存)する場所を指定します。
デフォルトでは、CA ARCserve Backup はバックアップ情報を以下の場所に一時的にマウントします。
C:\Program Files\CA\ARCserve Backup Client Agent for Windows
注: 場所を適用するには、必ず[設定]をクリックします。
もし、バックアップをボリュームにマウントするのに十分な空き容量がない場合は、一時マウント パスを変更する必要があります。 詳細については、「VM の一時的マウント場所の指定」を参照してください。
注: 必要なフィールドへの入力をすべて完了しないと、[実行]をクリックできません。
ARCserve VMware 環境設定ツールが CA ARCserve Backup に入力します。 実行結果が ARCserve VMware 環境設定ツールの[結果]フィールドに表示されます。 詳細なログ情報を表示するには、バックアップ プロキシ システムの Client Agent for Windows のインストール ディレクトリにある ca_vcbpopulatedb.log という名前のログ ファイルを開きます。
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