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ハードウェア要件
クラスタで惨事復旧を実行する場合は、システムが以下のハードウェア要件を満たしている必要があります。
- クラスタ サービス ノードのハードウェアが、Windows 2003 Enterprise Server のハードウェア要件を満たしていること。
- クラスタ ハードウェアがクラスタ サービスのハードウェア互換性リスト(HCL)に掲載されていること。
- 以下を装備する、HCL 認証済みの2台のコンピュータ。
- Windows 2003 Enterprise Server がインストールされているブート ディスク。 ブート ディスクを共有ストレージ バス上に置くことはできません。
- ブート ディスクと共有ディスクは別々のSCSIチャネル(SCSI PathID)に接続する必要があります。アダプタ(SCSI PortNumber)を別にする必要はありません。 したがって、ブート ディスクと共有ディスクの両方に対して1つのマルチチャネルSCSIまたはファイバ チャネル アダプタを使用することができます。
- クラスタ内の各コンピュータに装備された2つ以上のネットワーク アダプタ。
- すべてのコンピュータに接続する外部ディスク ストレージ ユニット。 クラスタ共有ディスクとして使用されます。 RAID(Redundant Array of Independent Disks)をお勧めします。
- すべてのノードで、スロット、カードなどすべてのハードウェアがいずれも同じである必要があります。 これによって設定がより簡単になり、潜在的な互換性の問題が解消されます。
- テープ デバイスやテープ ライブラリ デバイスなどのバックアップ デバイスは、1つまたはすべてのクラスタ ノードに接続できます。 バックアップ デバイスが常にクラスタ ノードに接続されている必要はありません。 バックアップ デバイスがクラスタ ノードに接続されていない場合は、 Client Agent for Windowsを、データ保護を必要とするすべてのクラスタ ノードにインストールする必要があります。