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ブリック レベル エージェントの環境設定時に認証エラーが発生する

Exchange Server 2003 で有効

症状：

Exchange Server 2003 システムで、ブリック レベル エージェントの環境設定時に認証エラーが発生します。 結果として、CA ARCserve Backup はエージェント アカウントを作成または検証できません。

解決方法：

CA ARCserve Backup がエージェント アカウントを検証または作成できない理由はいくつかあります。 さまざまな理由、および各問題を解決するために講じることができる対策は、以下のとおりです。

• 検証対象のアカウントには、必要なすべての権限、グループ、および権利が揃っていません。

  この問題を解決するには、バックアップ エージェント サービス アカウントのすべての要件が満たされていることを確認します。 Exchange Agent ブリック レベル環境設定ユーティリティを使用して［アカウントを新規作成する］機能を有効にすることで、バックアップ エージェントのサービス アカウントとメールボックス アカウントを自動的に作成できます。 このユーティリティを使用すると、必要なすべての権限、グループ、および権利が適用されます。

  注： 詳細については、「ブリック レベル アカウントの作成または検証」を参照してください。

• 検証対象のアカウントに、設定しようとしている Exchange Server 上にメールボックスがありません。

  この問題を解決するには、新しいアカウントを作成し、メールボックスの場所をローカルの Exchange Server として指定します。 Exchange Agent 環境設定ユーティリティを使用して、［アカウントを新規作成する］機能を有効にすることで、このアカウントを自動的に作成できます。

  注： 詳細については、「ブリック レベル アカウントの作成または検証」を参照してください。

• メールボックス名が固有な名前ではありません。

  名前が別のメールボックス名の一部として組織に存在しないとき、名前は固有です。 たとえば、組織に Administrator というメールボックスがある場合、Admin という名前を使うことはできません。

  この問題を解決するには、固有のメールボックス名で新しいユーザを作成します。

• 検証中に呼び出される Windows API では、Exchange ブリック レベル エージェント環境設定を実行するために使用されるアカウントに、「オペレーティング システムの一部として機能」権限が割り当てられている必要があります。

  この問題を解決するには、検証するアカウントでマシンにログインし、環境設定を実行します。

• Active Directory とExchange Server のキャッシュで、新しく作成されたユーザ情報がまだ更新されしていない可能性があります。

  新しく作成したユーザ情報の伝達には、ドメイン設定やトラフィックによっては、数分から数時間かかることがあります。

  この問題を解決するには、数分間待ちます。

• メールボックスが未完成で、使用する準備ができていません。 受信者更新サービス（RUS：Recipient Update Service）がメールボックスを完成させていないために起こることがあります。

  この問題を解決するには、メールボックスにログインするか、メールボックスにメールを送信して新しく作成したメールボックスを完成させます。 メールボックスをすぐに使用できるように、RUS に強制的にメールボックスを更新させることができます。 これを行うには、Microsoft Exchangeシステム マネージャを開き、左側ペインの［受信者］オブジェクトを展開して［受信者更新サービス］を選択します。 これを選択すると、組織の受信者更新サービスが右側ペインに表示されます。 各サービスを右クリックして［今すぐ更新］を選択します。

• 入力したユーザまたはメールボックスの情報が不正です。

  この問題を解決するには、正しいメールボックスのユーザ名、パスワード、およびエイリアス名を入力します。

• 不完全なMapisvc.infがExchange Serverに存在しています。 これは、Mapisvc.infに独自の改変を行うメッセージング クライアントをインストールしていると発生することがあります。

  この問題を解決するには、Exchange Server 上の Mapisvc.inf のコピーをすべて検索し、最も完全で正確なバージョンが windows¥Systerm32 フォルダにあることを確認します。 Mapisvc.infを変更する必要がある場合は、まずファイルのコピーをすべてバックアップし、Exchange Servicesにエントリを追加する方法についてMicrosoftのWebサイトのサポート技術情報294470を参照してください。