Exchange Server のメッセージング システムは、いくつかの管理ユニットで構成されています。構成の中で最も大きい単位は、「組織」です。 組織の階層は、ご使用の Exchange Server のバージョンによって異なります。
注: Exchange Server 2003 を使用していて、ボリューム シャドウ コピー サービスのバックアップの実行に関する情報が必要な場合は、「Microsoft Volume Shadow Copy Service ユーザ ガイド」を参照してください。
注: Exchange Server 2007 組織モデルの詳細については、Microsoft TechNet Web サイトを参照してください。
組織内の各 Exchange メールボックス サーバには、最大 50 のストレージ グループを含めることができます。 非複製環境では、各ストレージ グループには最大 5 つのデータベース ストアを含めることができます。 複製環境では、各ストレージ グループには 1 つのデータベースを含めることができます。 データベースはそれぞれ独立してマウントおよびマウント解除できます。
データベース可用性グループの概念は、フェールオーバをサーバ レベルではなくデータベース レベルで、エンドユーザから見えないように実現するものです。 DAG では、常にデータベースの 1 つのコピーのみがアクティブになります。 CA ARCserve Backup を使用すると、アクティブなデータベースまたはレプリカからのバックアップを選択できます。 DAG には、物理的に別個の場所にあるメールボックス サーバを含めることができます。
この例では、5 つのメンバにより DAG が構成され、6 番めのメンバがオフサイトになっています。 データベースは DAG 全体に分散しており、これにより、同じデータベース設定を持つメンバがないようになっています。 この環境設定は、ハードウェアの障害時にデータベース可用性を提供するために Microsoft が提案しているものです。 ユーザは Exchange Server にアクセスし、アクティブ データベースにルーティングされます。 メールボックス サーバ 1 でホストされている DB1 がアクティブであるとします。 メールボックス サーバ 1 が失敗した場合、ユーザをメールボックス サーバ 2 上の DB1 のコピーにルーティングできます。 メールボックス サーバ 2 が失敗した場合、ユーザをメールボックス サーバ 4 上の DB1 のコピーにルーティングできます。 DAG の動作の詳細については、Microsoft の Web サイトを参照してください。
Copyright © 2011 CA. All rights reserved. | このトピックについて CA Technologies に電子メールを送信する |