CA ARCserve Backup のステージング オプションを使用すると、データを一時記憶場所(ステージング エリア)にバックアップし、その後、選択したポリシー オプションに基づいて、最終コピー先(テープまたはディスク)にデータをマイグレート(コピー)するか、指定時間を経過した後に自動的にステージング領域からデータをパージさせることができます。
ステージングを使用した Oracle RMAN Agent のバックアップ
[Oracle バックアップの設定]ダイアログ ボックスが表示されます。
注: RMAN カタログの使用を推奨します。これを使用しないと、RMAN はバックアップの管理に制御ファイルのみに依存することになるためです。 制御ファイルのみを使用すると、データベースおよびすべての制御ファイルが何らかの事情で失われた場合、RMAN はデータベースのリストアができなくなります。 RMAN カタログ オプションを使うと、制御ファイルのバックアップ関連情報やその他の重要な情報が失われるのを防ぐことができます。 また、RMAN カタログを使うと、必要に応じて Point-in-Time リカバリを実行することができます。
このオプションを選択しない場合、RMAN カタログの重要性を指摘する警告メッセージが表示されます。
注: 選択するチャネル数が増えると、システム リソースの量も増加します。 増加するチャネル数を処理できるだけのシステム リソースが十分にあることを確認してから、チャネル数を増加します。
このフィールドに値を入力する場合、リストア処理時にエラー メッセージを受信しないように、リストア時に同じ値を入力する必要があります。
2つ以上のコピーを生成できるようにするには、init<sid>.ora または SPFILE ファイルのいずれかで [BACKUP_TAPE_IO_SLAVES] オプションを有効にする必要があります。有効にしない場合は、エラー メッセージが出力されます。
このオプションが選択されると、コピー数が複数で、ジョブが十分な数のデバイスをサポートできるようにアクセスできない場合は、バックアップ ジョブは失敗となります。
このオプションが選択されない場合は、コピー数が複数で、デバイス数が十分でない場合、バックアップ ジョブの実行は続行されます。 ただし、コピー数は少なくなります。
このオプションを指定すると、必要な数のデバイスにアクセスできない場合、バックアップ ジョブを待機させる時間を指定できます。 指定時間を超過すると、ジョブが失敗になるか、または[要求されたデバイスが使用できない場合もバックアップを続行する]オプションを有効にした場合はジョブが続行します。
このオプションが選択されていて、ジョブに少なくとも 1 つのデバイスが割り当てられている場合、ジョブは続けて実行します。
このオプションが選択されていない場合、[デバイスが利用可能になるまでの待機時間(分)]で指定した時間内に十分なデバイス数にアクセスできない時はジョブは失敗になります。
注: [ステージング ポリシー]ダイアログ ボックスの[その他]タブにある[ディスクがいっぱいの場合、最終的なバックアップ先にデータをバックアップするメークアップ ジョブを作成]オプションは、Oracle RMAN ステージング バックアップ ジョブを実行中は考慮されません。 有効になっている時は、バックアップ ジョブがディスクがフルか、しきい値を超えたために失敗した場合、このオプションにより、最終バックアップ先にデータを直接バックアップするデータをバックアップするためのメークアップ ジョブが作成されます。
Oracle RMAN ステージング バックアップ ジョブに対して、[失敗したターゲットの再試行]オプションが選択されていて、メークアップ ジョブが引き続きディスク ステージング ジョブである場合のみ、メークアップ ジョブが作成されます。
注: ステップ 6 と ステップ 7 で指定した数が必要なすべてのインスタンスの合計よりも小さい場合、データベースのインスタンスによってはバックアップ ジョブの他のインスタンスが終了するかタイムアウトになるまで待機する必要のあるものもあります。
重要: Oracle RMAN ステージング バックアップ ジョブが失敗したかキャンセルされた場合、ジョブで使用されているメディアの一部は数分間保持される場合があります。 この時間中は、[ファイル システム デバイス グループ環境設定]ダイアログ ボックスは無効であり、新規のジョブではジョブで保持されているメディアを使用できません。 最短でも 5 分待機してから、新規の Oracle RMAN バックアップ ジョブを開始する必要があります。
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