CA Technologies

CA ARCserve® Backup Client Agent および Enterprise Option Readme

2.0 CA ARCserve Backup ファイルシステムエージェントのリリースレベル

4.0 システム要件
4.1 Client Agent for UNIX のシステム要件
 4.2 Client Agent for Linux のシステム要件
 4.3 Client Agent for Mainframe on Linux OS/390 のシステム要件
 4.4 Client Agent for Mac OS X のシステム要件（Windows でのみサポート）
4.5 Client Agent for OpenVMS の TCPIP スタック要件（Windows でのみサポート）
4.6 UNIX プラットフォームでの Agent for Oracle のシステム要件および Oracle データベースのサポート
 4.7 Linux プラットフォームでの Agent for Oracle システム要件および Oracle データベースのサポート
 4.8 Enterprise Option for AS400 のシステム要件
 4.9 Enterprise Option for SAP R/3 for Oracle のシステム要件（UNIX および Linux）
4.10 CA ARCserve Backup UNIX/Linux Data Mover のシステム要件

5.0 インストールに関する考慮事項
5.1 Client Agent のインストールに関する考慮事項
 5.2 Enterprise Option for SAP R/3 for Oracle のインストールに関する考慮事項（UNIX および Linux）

6.0 一般的な考慮事項
6.1 UNIX プラットフォームで稼動する Agent for Oracle の一般的な考慮事項
 6.2 Linux プラットフォームで稼動する Agent for Oracle の一般的な考慮事項

7.0 既知の問題
7.1 UNIX プラットフォームおよび Linux プラットフォームで稼動する Agent for Oracle の既知の問題
 7.2 Client Agent for OpenVMS の既知の問題
 7.3 Enterprise Option for AS/400 の既知の問題
 7.4 UNIX プラットフォームおよび Linux プラットフォームで稼動する Client Agent の既知の問題
 7.5 Enterprise Option for SAP R/3 for Oracle （UNIX および Linux）の既知の問題
 7.6 Solaris 10 プラットフォーム上の非グローバルゾーンでの Data Mover オプションの既知の問題

8.0 CA ARCserve Backup Client Agent および Enterprise Option r16 SP1
8.1 Issues-r16 SP1
8.1.1 サポートされているオペレーティングシステム

9.0 CA ARCserve Backup の言語認定

10.0 CA への連絡先

1.0 はじめに

CA ARCserve Backup Client Agent Readme へようこそ。この Readme ファイルには、このインストールメディアに収録の CA ARCserve Backup コンポーネントに関するオペレーティングシステム / ハードウェアの最小要件などの情報が記載されています。また、固有の状況にかかわる既知の技術的問題および回避策についての詳細情報も記載されています。

2.0 CA ARCserve Backup ファイルシステムエージェントのリリースレベル

ファイルシステムエージェントは、さまざまなオペレーティングシステムを実行するコンピュータに常駐するファイルを保護できるようにします。

以下の表は、このリリースの CA ARCserve Backup にパッケージされているファイルシステムエージェントと各エージェントのリリースレベルを示します。

ファイルシステムエージェント	リリースレベル
CA ARCserve Backup Client Agent for UNIX	r16
CA ARCserve Backup Client Agent for Linux	r16
CA ARCserve Backup Client Agent for Mainframe Linux OS/390	r16
CA ARCserve Backup Client Agent for Windows	r16
CA ARCserve Backup Client Agent for Mac OS X（Windows でのみサポート）	r16
CA ARCserve Backup Client Agent for OpenVMS （Windows でのみサポート）	r11.5 SP3
CA ARCserve Backup Agent for Oracle（UNIX）	r16
CA ARCserve Backup Agent for Oracle（Linux）	r16
CA ARCserve Backup Enterprise Option for AS400	r11.5 SP3

3.0 オペレーティングシステムのサポート

以下のセクションでは、CA ARCserve Backup Client Agent をサポートするオペレーティングシステムに関する情報について説明します。

3.1 Client Agent for UNIX でサポートされているオペレーティングシステム

CA ARCserve Backup Client Agent for UNIX は、以下のオペレーティングシステムにインストールできます。

Solaris 8、9、および 10 SPARC

Solaris 10 （x86 32 ビット）

Solaris 10 x64

IBM AIX （物理マシンおよび LPAR） 5.2、v5.3、および v6.1

HP-UX 11.23 および 11.31 PA-RISC

HP-UX 11.23 および 11.31 Itanium （IA64）

Tru64 v5.1b

FreeBSD バージョン 7.2、8.x （x86、x64）

Solaris 10 SPARC 上の非グローバルゾーン

Solaris 10 （x86、x64）上の非グローバルゾーン

3.2 Client Agent for Linux でサポートされているオペレーティングシステム

CA ARCserve Backup Client Agent for Linux は、以下のオペレーティングシステムにインストールできます。

Red Hat Enterprise Linux 4.x、5.x （AS、ES、WS）（x86、AMD64、Intel EM64T、IA64）

Red Hat Enterprise Linux 6.x （x86 および x64）

SUSE Linux Enterprise Server 9.x、10.x、11.x （x86、AMD64、Intel EMT64T、IA64）

Turbolinux 11.0

Miracle Linux 4.0 （x86、AMD64、Intel EM64T）

Red Flag Data Center Server 5.0 （x86、AMD64、Intel EM64T、IA64）

IBM AIX （物理マシンおよび LPAR） v5.2、v5.3、および v6.1

Asianux Server 3.0 （x86 および x64） 1-Remote

Debian 4.0、5.x （x86）

注： CA ARCserve Backup を Red Hat Enterprise Linux 4 IA64 上で実行するには、IA-32 Execution Layer を Red Hat からインストールする必要があります。詳細については、Red Hat Enterprise Linux 4 リリースノートを参照してください。

3.3 Client Agent for Mainframe on Linux OS/390 でサポートされているオペレーティングシステム

CA ARCserve Backup Client Agent for Mainframe Linux OS/390 は、以下のオペレーティングシステムにインストールできます。

Red Hat Enterprise Server 3.x、4.x、5.x （32 ビットおよび 64 ビット）SMP を含む

SUSE Linux Enterprise Server 9.x および 10.x （32 ビットおよび 64 ビット）SMP を含む

3.4 Client Agent for Mac OS X でサポートされているオペレーティングシステム（Windows でのみサポート）

CA ARCserve Backup Client Agent for Mac OS X は、以下のオペレーティングシステムにインストールできます。

Apple OS X 10.5 （Intel および PowerPC 両方）

注：上記オペレーティングシステムの新バージョンのサポートについては、CA サポート（http://www.ca.com/jp/support/）までお問い合わせください。

3.5 Client Agent for OpenVMS でサポートされているオペレーティングシステム（Windows でのみサポート）

CA ARCserve Backup Client Agent for OpenVMS は、以下のオペレーティングシステムにインストールできます。

VAX 6.2、7.1、7.2 および 7.3

AXP 6.2、7.1、7.2 および 7.3

3.6 Agent for Oracle （UNIX）でサポートされているオペレーティングシステム

Agent for Oracle は、以下の UNIX オペレーティングシステムにインストールできます。

Solaris SPARC 8、9 および 10

Solaris 10 （x86）

IBM AIX （物理マシンおよび LPAR） v5.2、v5.3、v6.1

HP-UX 11.23、11.31 PA-RISC

HP-UX 11.23、11.31 IA64

Tru64 v5.1b

Solaris SPARC 10 上の非グローバルゾーン

Solaris 10 （x86）上の非グローバルゾーン

3.7 Agent for Oracle （Linux）でサポートされているオペレーティングシステム

Agent for Oracle は、以下の Linux オペレーティングシステムにインストールできます。

Red Hat Enterprise Linux 4.x、5.x （x86/x64/IA64）

Red Hat Enterprise Linux 6 （x86/x64）

SUSE Linux Enterprise Server 9.x、10.x、11.x （x86/x64/IA64）

3.8 Enterprise Option for AS400 でサポートされているオペレーティングシステム

CA ARCserve Backup Enterprise Option for AS400 は、以下のオペレーティングシステムにインストールできます。

AS400 V5 R2 （5.2）、V5 R3 （5.3）、および V5 R4 （5.4）

3.9 Enterprise Option for SAP R/3 for Oracle でサポートされているオペレーティングシステム（UNIX および Linux）

Enterprise Option for SAP R/3 for Oracle を実行するためのオペレーティングシステムの要件は、以下のとおりです。

Oracle のバージョン	オペレーティングシステム	SAP BR* ツール
9i	AIX v5.2、RHEL4.x	SAP R/3 6.4、7.0
10g	AIX （物理マシンおよび LPAR） v5.2、v5.3、および v6.1 Solaris （SPARC） 9 および 10 HP-UX （PA-RISC、IA64） 11.23 および 11.31 Red Hat Enterprise Linux 4.x、5.x （x86/x64/IA64） SuSE Linux Enterprise Server 9.x、10.x および 11.x	SAP R/3 7.0、7.1、7.2
11gR1、R2	AIX （物理マシンおよび LPAR） v5.3、および v6.1 Solaris （SPARC） 10 HP-UX （PA-RISC、IA64） 11.23 および 11.31 Red Hat Enterprise Linux 4.x、5.x （x86/x64/IA64） Red Hat Enterprise Linux 6 （x86/x64） SuSE Linux Enterprise Server 10.x および 11.x	SAP R/3 7.2

Oracle のバージョン

オペレーティングシステム

SAP BR* ツール

AIX v5.2、RHEL4.x

SAP R/3 6.4、7.0

10g

AIX （物理マシンおよび LPAR） v5.2、v5.3、および v6.1

Solaris （SPARC） 9 および 10

HP-UX （PA-RISC、IA64） 11.23 および 11.31

Red Hat Enterprise Linux 4.x、5.x （x86/x64/IA64）

SuSE Linux Enterprise Server 9.x、10.x および 11.x

SAP R/3 7.0、7.1、7.2

11gR1、R2

AIX （物理マシンおよび LPAR） v5.3、および v6.1

Solaris （SPARC） 10

HP-UX （PA-RISC、IA64） 11.23 および 11.31

Red Hat Enterprise Linux 4.x、5.x （x86/x64/IA64）

Red Hat Enterprise Linux 6 （x86/x64）

SuSE Linux Enterprise Server 10.x および 11.x

SAP R/3 7.2

必要なパッチ

AIX プラットフォーム
AIX プラットフォームには以下のパッチが必要です。
- すべてのプラットフォーム -- xlc.rte 9.0.0.0 以降が必要です。
- AIX 5.2 -- Fix Pack 5200-08 以降が必要です。
- AIX 5.3 -- Fix Pack 5300-07 以降が必要です。
- AIX 6.1 -- ベースレベル 6100-GOLD が必要です。
  注：詳細については、IBM Fix Central Web サイトを参照し、ご使用のオペレーティングシステムのバージョンを検索してください。

HP-UX プラットフォーム
HP-UX プラットフォームには以下のパッチが必要です。
- PA-RISC/Itanium 11.23 -- Patch PHSS_37201 以降が必要です。
- PA-RISC/Itanium 11.31 -- Patch PHSS_37202 以降が必要です。

注：詳細については、HP の Web サイトを参照し、ご使用のオペレーティングシステムのバージョンを検索してください。

3.10 CA ARCserve Backup UNIX/Linux Data Mover でサポートされているオペレーティングシステム

CA ARCserve Backup UNIX/Linux Data Mover は、以下のオペレーティングシステムでサポートされています。

Red Hat Enterprise Linux （x86/IA64/x64）
- 4.x
- 5.x

Red Hat Enterprise Linux （x86/x64）
- 6.x

Suse Linux Enterprise Linux （x86/IA64/x64）
- 9.x
- 10.x
- 11.x
- Linux OES2 （x86/x64）

AIX （物理マシンおよび LPAR）
- 5.2
- 5.3
- 6.1

HP-UX
- 11.23 （PA-RISC/IA64）
- 11.31 （PA-RISC/IA64）

Solaris
- SPARC 9
- SPARC 10
- SPARC 10 上の非グローバルゾーン
  注： UNIX/Linux Data Mover では、Solaris の非グローバルゾーンをサポートしないドライバを使用するライブラリを検出することができない場合があります。

4.0 システム要件

以下のセクションでは、各 CA ARCserve Backup コンポーネントの最小システム要件について説明します。

4.1 Client Agent for UNIX のシステム要件

Client Agent for UNIX を使用するには、サポートされているオペレーティングシステムで、以下の最小システム要件を満たしている必要があります。

Solaris SPARC または x64

Solaris Ultra SPARC モデル以上、または x64 システム

256 MB の RAM

Client Agent インストールファイルシステム上に 10 MB 以上のハードディスク空き容量

/var/tmp 上に 25 MB 以上のハードディスク空き容量（一時領域）

Solaris Intel x86

1 GHz CPU 以上の Intel x86 システム

256 MB の RAM

Client Agent インストールファイルシステム上に 10 MB 以上のハードディスク空き容量

/var/tmp ファイルシステム上に 25 MB 以上のハードディスク容量（一時領域）

IBM AIX （物理マシンおよび LPAR）

RS/6000 モデル以上

256 MB の RAM

Client Agent バックアップインストールファイルシステム上に 10 MB 以上のハードディスク空き容量

/var/tmp ファイルシステム上に 25 MB 以上のハードディスク空き容量（一時領域）

HP-UX PA-RISC/Itanium

HP-UX 9000 Workstation または Server

256 MB の RAM

Client Agent インストールファイルシステム上に 10 MB 以上のハードディスク空き容量

/var/tmp ファイルシステム上に 25 MB 以上のハードディスク空き容量（一時領域）

Tru64

HP Compaq Alpha ワークステーションまたはサーバ

256 MB の RAM

Client Agent インストールファイルシステム上に 10 MB 以上のハードディスク空き容量

/var/tmp ファイルシステム上に 25 MB 以上のハードディスク空き容量（一時領域）

FreeBSD x86

x86 プラットフォームマシン

500 MHz 以上の CPU

256 MB の RAM

25 MB 以上のディスク空き容量

FreeBSD x64

x64 プラットフォームマシン

1 GHz 以上の CPU

256 MB の RAM

25 MB 以上のディスク空き容量

4.2 Client Agent for Linux のシステム要件

Client Agent for Linux を使用するには、以下の最小システム要件を満たしている必要があります。

サポートされている Linux オペレーティングシステムを実行する 500 MHz 以上の CPU

256 MB の RAM

25 MB 以上のディスク空き容量

4.3 Client Agent for Mainframe on Linux OS/390 のシステム要件

Client Agent for Linux を OS/390 で使用するには、以下の最小システム要件を満たしている必要があります。

G2 ～ G6 9672、zSeries 800、zSeries 900、Multiprise 3000

256 MB の RAM

25 MB 以上のディスク空き容量

4.4 Client Agent for Mac OS X のシステム要件（Windows でのみサポート）

Client Agent for Mac OS X をインストールするには、以下の最小ハードウェア要件を満たすシステムが必要です。

10 MB 以上のハードディスク空き容量

128 MB 以上の RAM

4.5 Client Agent for OpenVMS の TCPIP スタック要件（Windows でのみサポート）

Client Agent for OpenVMS は、少なくとも以下の TCPIP スタックをサポートします。

Compaq UCX 4.2 eco 3（Alpha）

Compaq UCX 3.3 eco 13（VAX）

Compaq TCPIP v5.0

Process Software Multinet v4.1B （パッチ適用）

Process Software TCPWARE 5.3

4.6 UNIX プラットフォームでの Agent for Oracle のシステム要件および Oracle データベースのサポート

以下のセクションでは、UNIX プラットフォームでの Agent for Oracle の最小システム要件および Oracle データベースのサポートについて説明します。

注： UNIX プラットフォーム用の CA ARCserve Backup Agent for Oracle の最新パッチおよびダウンロードについては、弊社テクニカルサポートの Web サイト（http://www.ca.com/jp/support/）をご覧ください。

Sun Solaris SPARC

Sun Solaris SPARC 上では、このエージェントには以下が必要です。

Sun UltraSPARC モデル

256 MB の RAM

250 MB 以上のディスク空き容量

SUN Solaris x86

Sun Solaris x86 上では、このエージェントには以下が必要です。

Sun x86 モデル

256 MB の RAM

25 MB 以上のディスク空き容量

IBM AIX （物理マシンおよび LPAR）

IBM AIX 上では、このエージェントには以下が必要です。

IBM RISC 6000 モデル

256 MB の RAM

250 MB 以上のディスク空き容量

HP-UX

HP-UX 上では、このエージェントには以下が必要です。

HP 9000 サーバまたはワークステーション

256 MB の RAM

250 MB 以上のディスク空き容量

HP-UX Itanium

HP-UX Itanium 上では、このエージェントには以下が必要です。

HP IA64 モデル

256 MB の RAM

250 MB 以上のディスク空き容量

HP/Compaq OSF Tru64

OSF Alpha 上では、このエージェントには以下が必要です。

HP/Compaq Alpha モデル

256 MB の RAM

25 MB 以上のディスク空き容量

UNIX プラットフォームでのデータベースのサポート

エージェントは、以下のデータベースで使用できます。

Oracle 9.0.1、9.0.1.1、9.2.0

Oracle 10.1.0 (10g) および 10.2 (10g R2)

Oracle 11.1 （11gR1）および11.2 (11gR2)
注： Oracle 11gR1 は、Sun Solaris SPARC、HP-UX Itanium、HP UNIX、および AIX の各プラットフォームでサポートされています。 Oracle 11gR2 は Sun Solaris SPARC、HP-UX Itanium、および HP UNIX の各プラットフォームでサポートされています。 AIX5L および AIX6L ベースシステム（64 ビット）では、Oracle Metalink Web サイトにある 6800649 Oracle パッチをインストールする必要があります。

4.7 Linux プラットフォームでの Agent for Oracle システム要件および Oracle データベースのサポート

以下のセクションでは、Linux プラットフォームでの Agent for Oracle の最小システム要件および Oracle データベースのサポートについて説明します。

Linux x86

Agent for Oracle を Linux x86 プラットフォームで使用するには、以下の最小システム要件を満たす必要があります。

x86 互換プラットフォームマシン

500 MHz 以上の CPU

256 MB の RAM

250 MB 以上のディスク空き容量

Linux x64

Agent for Oracle を Linux x64 プラットフォームで使用するには、以下の最小システム要件を満たす必要があります。

x64 プラットフォームマシン

1 GHz 以上の CPU

256 MB の RAM

250 MB 以上のディスク空き容量

Linux Itanium

Agent for Oracle を Linux Itanium プラットフォームで使用するには、以下の最小システム要件を満たす必要があります。

Itanium プラットフォームマシン

1 GHz 以上の CPU

512 MB の RAM

250 MB 以上のディスク空き容量

Linux プラットフォームでのデータベースのサポート

エージェントは、以下のデータベースで使用できます。

Oracle 9.0.1、9.0.1.1、および 9.2.0

Oracle 10.1.0 (10g)、10.2 (10g R2)

RAC 9i、10g、OCFS （Red Hat Enterprise Server 4.x、x86/x64）

Oracle 10g （10.1.0.3.0） 64 ビット（SuSE Linux Enterprise Server 9.0 AMD64）

Oracle 10g （10.2.0.1.0）（SuSE Linux Enterprise Server 10、SuSE Linux Enterprise Server 11）

Oracle Database 11gR1（SuSE Linux Enterprise Server 10 SP1、RedHat 4 Update 5、および RedHat 5 Update 3）

Oracle Database 11gR2 32 ビット（Red Hat Enterprise Linux 5.x x86 および SUSE Linux Enterprise Linux 11 SP1 x86）

Oracle Database 11gR2 64 ビット（Red Hat Enterprise Linux 5.x x64 および SUSE Linux Enterprise Linux 11 SP1 x64）

4.8 Enterprise Option for AS400 のシステム要件

Client Agent for AS400 を使用するには、以下の最小システム要件を満たしている必要があります。

RISC システム上のサポートされている AS400 OS

2 MB 以上のディスク空き容量

サポートするプロトコル： TCP/IP

重要： このディスク空き容量の要件には、エージェントログファイルに必要な空き容量は考慮されていません。これらのログファイルは最大で 4 MB になります。

4.9 Enterprise Option for SAP R/3 for Oracle のシステム要件（UNIX および Linux）

Enterprise Option for SAP R/3 for Oracle を実行するための最小ハードウェア要件は、以下のとおりです。

プラットフォーム	アーキテクチャ	RAM	ディスク空き容量	/tmp 内のディスク空き容量
Solaris	SPARC	256 MB	250 MB	400 MB
IBM AIX	Power PC	256 MB	250 MB	400 MB
HP-UX	PA-RISC、IA64	256 MB	250 MB	400 MB
Linux	x86、IA64、および X64	256 MB	250 MB	400 MB

4.10 CA ARCserve Backup UNIX/Linux Data Mover のシステム要件

CA ARCserve Backup UNIX/Linux Data Mover には Java 1.6 テクノロジが含まれるため、HP-UX の一定のパッチレベルが必要になる場合があります。 HP Web サイトでパッチに関する最新の情報を参照し、HP-UX システムに CA ARCserve Backup Data Mover をインストールする前に必要なパッチを適用してください。

HP UX PA-RISC/Itanium 11.23 では、パッチ PHSS_37201 以降が必要です。

HP UX PA-RISC/Itanium 11.31 では、パッチ PHSS_37202 以降が必要です。

AIX システムでは以下が必要です。

AIX 5.2 では、Fix Pack 5200-08 以降が必要です。

AIX 5.3 では、Fix Pack 5300-07 以降が必要です。

AIX 6.1 では、ベースレベル 6100-GOLD が必要です。

すべての AIX プラットフォームで、xlc.rte 9.0.0.0 以降が必要です。

詳細については IBM の Fix Central Web サイトを参照し、ご使用のオペレーティングシステムに適したバージョンを確認してください。

以下の表では、CA ARCserve Backup UNIX/Linux Data Mover の最小ハードウェア要件について説明します。

プラットフォーム	アーキテクチャ	RAM	ディスク空き容量	/tmp 内のディスク空き容量
Solaris	SPARC	256 MB	250 MB	400 MB
IBM AIX	Power PC	256 MB	250 MB	400 MB
HP-UX	PA-RISC、IA64	256 MB	250 MB	400 MB
Linux	x86、IA64、および X64	256 MB	250 MB	400 MB

5.0 インストールに関する考慮事項

以下のセクションでは、インストール時の前提条件、設定、および CA ARCserve Backup Client Agent をインストールする前に考慮すべき問題について説明します。

5.1 Client Agent のインストールに関する考慮事項

以下のセクションでは、CA ARCserve Backup Client Agent をインストールする際の考慮事項について説明します。

AS400 システムで全ノードバックアップを実行する場合、バックアップマネージャの［その他］タブで［ファイルシステムをトラバース］ノードオプション（UNIX システムのみ）を選択する必要があります。

5.2 Enterprise Option for SAP R/3 for Oracle のインストールに関する考慮事項（UNIX および Linux）

Oracle のデータ用の SAP R/3 をバックアップおよびリストアする場合は、以下の点を考慮してください。

CA ARCserve Backup UNIX/Linux Data Mover が必要です。

6.0 一般的な考慮事項

以下のセクションでは、CA ARCserve Backup Client Agent の使用時の一般的な考慮事項を説明します。

6.1 UNIX プラットフォームで稼動する Agent for Oracle の一般的な考慮事項

以下のセクションでは、UNIX プラットフォームで Agent for Oracle を使用する際の考慮事項について説明します。

Disk to Disk to Tape Option が CA ARCserve Backup に追加されていますが、RMAN によって生成された子ジョブはフルバックアップステージングポリシーを使用します。増分および差分ステージングポリシーは、RMAN によって生成された子ジョブには現在使用できませんが、将来のリリースにこの機能は搭載される予定です。

6.2 Linux プラットフォームで稼動する Agent for Oracle の一般的な考慮事項

以下のセクションでは、Linux プラットフォームで Agent for Oracle を使用する際の考慮事項について説明します。

Oracle による要件のため、Red Hat Linux 3.0 上では Common Agent 設定ファイル（agent.cfg）に以下を追加する必要があります。

LD_ASSUME_KERNEL=2.4.19

この環境変数を、以下の例のように Agent for Oracle のセクションに追加します。

[46]
	# Oracle Agent
	NAME    OracleAgent
	VERSION 16.0
	HOME    /opt/CA/ABoraagt
	ENV     CAS_ENV_ORACLE_AGENT_HOME=/opt/CA/ABoraagt
	#ENV   CA_ENV_NUM_OF_REST_BUFF=
	ENV     DAYS_ORAGENTD_LOGS_RETAINED=30
	ENV     DAYS_RMAN_SCRIPTS_RETAINED=30
	ENV     LD_ASSUME_KERNEL=2.4.19
	ENV     CAS_INITIATED=1
	ENV     ORACLE_SHUTDOWN_TYPE=immediate
	#ENV   NLS_LANG=american
	ENV     NLS_DATE_FORMAT=MM/DD/YYYY/HH24:MI:SS
	ENV     LD_LIBRARY_PATH=/opt/CA/ABcmagt:/usr/lib:/opt/CA/ABoraagt:/opt/CA/ABo
	raagt/lib:/opt/CA/CAlib:$LD_LIBRARY_PATH
	BROWSER oraclebr
	AGENT   oragentd

また、この環境変数は Oracle の起動前に設定する必要があります。

Disk to Disk to Tape Option が CA ARCserve Backup に追加されていますが、RMAN によって生成された子ジョブはフルバックアップステージングポリシーを使用します。増分および差分ステージングポリシーは、RMAN によって生成された子ジョブには現在使用できませんが、将来のリリースにこの機能は搭載される予定です。

7.0 既知の問題

以下のセクションでは、本リリースに関する既知の問題について説明します。

7.1 UNIX プラットフォームおよび Linux プラットフォームで稼動する Agent for Oracle の既知の問題

Agent for UNIX/Linux に関連する以下の問題が本リリースに存在していることが判明しています。

r11.5 より前のバージョンの CA ARCserve Backup for UNIX/Linux Agent for Oracle を使用してバックアップジョブを実行してから r11.5 以降にアップグレードした場合、CA ARCserve Backup を使用してそのバックアップセッションをリストアすることはできません。

Oracle RMAN エージェントのバックアップは、Disk to Disk to Tape （Disk Staging）を使用して行うことをお勧めします。テープに直接バックアップする場合は、マルチチャネルバックアップの実行時により多くのストレージメディアが必要になることに注意してください。

このリリースの CA ARCserve Backup では、Oracle 暗号化バックアップごとに 1 つのパスワードをサポートします。

異なる表領域が異なるパスワードを使用してバックアップされる場合は、正確なパスワードを指定することによって、それらを別々のジョブにリストアする必要があります。

このリリースの CA ARCserve Backup では、マネージャコンソール（GUI）からサブミットされた Oracle 暗号化バックアップおよび復号化リストアジョブをサポートします。

このリリースの CA ARCserve Backup は、RMAN 暗号化セッションでロックアイコンを表示しません。

フルバックアップが完了した後で、パスワードを変更することは避けてください。パスワードを変更する必要がある場合は、フルバックアップを実行する前に変更してください。

Oracle 10g の無効な増分レベル
- ローテーションまたは GFS ローテーションジョブでは、増分レベルは以下のようにして割り当てられます。
  - フルバックアップ = 増分レベル 0 （RMAN）
  - 増分バックアップ = 増分レベル 1 （RMAN）
  - 差分バックアップ = 増分レベル 1 累積（RMAN）
- 非ローテーションジョブでは、Oracle 10g を実行している場合は、増分の値を 0 と 1 の間に設定する必要があります。 Oracle の以前のバージョンを実行している場合は、増分の値を 0 と 4 の間に設定します。

Oracle リストアマネージャで Oracle の［制御ファイルを含む］オプションを有効にしてジョブを実行するには、RMAN Catalog を使用する必要があります。 Agent for Oracle を使用する前にターゲットデータベースに制御ファイル自動バックアップ機能を有効にした場合、独自の RMAN 構文を使用して制御ファイルの自動バックアップをリストアします。詳細については、「CA ARCserve Backup Agent for Oracle ユーザガイド」を参照してください。

［バックアップメディアとディスクの比較］は、Agent for Oracle セッションではサポートされていません。

リストアの最適化機能は、Agent for Oracle ではサポートされていません。

このリリースでは、［メディア単位］オプションと［セッション単位］オプションはサポートされていません。

バックアップまたはマイグレーションのフェーズにおける Oracle データの暗号化は、バックアップサーバでのデータ暗号化のみサポートされ、エージェントでの暗号化はサポートされません。

CA ARCserve Backup は、単一のリストアジョブで、複数の暗号化された Oracle RMAN セッションのリストアはサポートしていません。暗号化された、複数の Oracle RMAN バックアップセッションは、それぞれ個別のリストアジョブとしてリストアする必要があります。

バックアップ時に、グローバルオプションで［サーバ側でのデータの暗号化］が選択されている場合、エージェントはセッションパスワードをサポート可能です。

問題なくドライバ（OCI.DLL）をロードできるようにするため、新しい Oracle データベースをインストールする場合は毎回マシンを再起動してください。

正しい認証情報を入力した後、Oracle データベースの展開で問題が発生した場合は、ツリー上のマシンを折りたたんで再度展開し、キャッシュを更新してください。

Agent for Oracle ノードを CA ARCserve Backup データベースに登録する際、正しいホスト名を入力する必要があります。 Agent マシンに完全修飾名（コンピュータ名 + ドメイン名、NodeName.ca.com など）がある場合は、Agent ノードを登録する際に完全なコンピュータ名を使用する必要があります。

CA ARCserve Backup のこのリリースでは、AIX 6.1 オペレーティングシステムを実行中のコンピュータに格納されている Oracle 11g Release 2 のデータの保護はサポートされていません。

Solaris 10 （SPARC、x86）上の非グローバルゾーンでの Agent for Oracle の場合
- 共通エージェントがグローバルゾーンにインストールされていない場合、非グローバルゾーンに Oracle Agent をインストールするには、まず以下の手順を完了する必要があります。
  - global# mkdir -p /opt/CA/ABcmagt; touch /opt/CA/ABcmagt/caagent
  - global# ln -sf /opt/CA/ABcmagt/caagent /usr/bin/caagent

7.2 Client Agent for OpenVMS の既知の問題

Client Agent for OpenVMS に関連する以下の問題がこのリリースに存在していることが判明しています。

Client Agent for OpenVMS は増分および差分バックアップ操作をサポートしません。

シノニムまたはエイリアスはサポートされていません。

バックアップまたはリストアフィルタはサポートされていません。

バックアップジョブは完了する前に停止することはできません。完了前にバックアップジョブを停止するには、OpenVMS コンピュータ上でエージェントプロセスをシャットダウンします。エージェントジョブがホストで停止されます。

リストアジョブは正しいセッションパスワードを指定しなくても実行できます。ユーザはリストアを続けることができますが、バックアップセッションはパスワード保護されません。

7.3 Enterprise Option for AS/400 の既知の問題

Enterprise Option for AS/400 に関連する以下の問題が当リリースに存在していることが判明しています。

容量の大きなバックアップジョブでは、バックアップマネージャの［ファイルサイズを推定しない］オプションを選択してください。

Client Agent for AS/400 がバックアップジョブを実行しているときは、AS/400 クライアントツリーを参照できません。

非アクティビティが 10 分以上続いた後に Client Agent for AS/400 ツリーを展開すると、接続切断メッセージが CA ARCserve Backup インターフェースに表示される場合があります。［OK］をクリックして参照を続けます。

Client Agent for AS400 では、ノード全体のバックアップ処理はサポートされていません。

7.4 UNIX プラットフォームおよび Linux プラットフォームで稼動する Client Agent の既知の問題

UNIX および LINUX プラットフォーム上の Client Agent に関する以下の問題が本リリースに存在していることが判明しています。

AIX プラットフォームでは、tcp_nodelayack オプションは通常の 200 ミリ秒の遅延ではなく、即時の確認応答を送信するように TCP に促します。即時の確認応答を送信すると、オーバーヘッドが少し追加される場合がありますが、場合によっては、パフォーマンスが著しく改善します。

デフォルトでは、このオプションは無効で、プライマリサーバから AIX Client Agent にリストアする間に受信したほとんどの TCP において 200 ミリ秒以内の確認応答の遅延が発生します。またこれにより、リストア速度が 10 MB/分より遅くなります。
これを改善するために、以下の手順に従って、このオプションを有効にすることができます。
1. 現在の設定を確認します。
  # no -a | grep tcp_nodelayack
2. 値がゼロか設定されていない場合は、1 に設定します。
  # no -o tcp_nodelayack=1

FreeBSD へのインストールのソフトウェア要件
前提条件：バージョン 7.x

プロセスファイルシステム（Procfs）： Compat4x ポート、Compat5x ポート、Compat6x ポート

FreeBSD へのインストールの準備方法
1. root ユーザとしてログインします（root ユーザを使用する必要があります）。
2. FSTAB ファイルを編集します。
  - 次のコマンドを実行します： cd /etc
  - FSTAB ファイルで、以下の行を追加して Procfs を有効にします。
    proc /proc procfs rw 0 0
  - ファイルを保存します。
3. 以下のコマンドを実行します。
  mount /proc （ファイルシステムタイプ： procfs）
4. 必要なポートをインストールします。
  - FreeBSD 7.x の場合
    a) "cd /usr/ports/misc/compat4x" を実行します
    
    b) "make install" を実行します
    
    注：このコマンドは、"compat4x.aa" および "compat4x.ab" のファイルを FreeBSD サイトからダウンロードして、/usr/ports/distfiles/i386/5.3 に保存します。コマンドによってファイルをダウンロードできない場合は、手動でダウンロードして上記の場所に保存します。
    
    c) "cd /usr/ports/misc/compat5x" を実行します
    
    d) "make install" を実行します
    
    注：このコマンドは、"compat5x-i386-5.4.0.8.tar.bz2" ファイルを FreeBSD サイトからダウンロードして、/usr/ports/distfiles に保存します。コマンドによってファイルをダウンロードできない場合は、手動でダウンロードして上記の場所に保存します。
    
    e) "cd /usr/ports/misc/compat6x" を実行します
    
    f) "make install" を実行します
    
    注：このコマンドは、"compat6x-i386-6.4.604000.200810.tar.bz2" ファイルを FreeBSD サイトからダウンロードして、/usr/ports/distfiles に保存します。コマンドによってファイルをダウンロードできない場合は、手動でダウンロードして上記の場所に保存します。
5. CA ARCserve エージェントのインストールについては、「CA ARCserve Backup Client Agent for UNIX、Linux、および Mainframe Linux インストールに関する注意事項」の「Client Agent for UNIX、Linux 、Mainframe Linux のインストール」を参照してください。

Solaris 10 （SPARC、x86、x64）上の非グローバルゾーンでの Client Agent の場合
- 共通エージェントがグローバルゾーンにインストールされていない場合、非グローバルゾーンに Client Agent をインストールするには、まず以下の手順を完了する必要があります。
  - global# mkdir -p /opt/CA/ABcmagt; touch /opt/CA/ABcmagt/caagent
  - global# ln -sf /opt/CA/ABcmagt/caagent /usr/bin/caagent

7.5 Enterprise Option for SAP R/3 for Oracle （UNIX および Linux）の既知の問題

Enterprise Option for SAP R/3 for Oracle （UNIX および Linux）に関連して、以下の問題が本リリースに存在していることが判明しています。

たとえば、メディアエラーの発生などにより、SAP バックアップジョブが CA ARCserve Backup サーバ上で失敗した場合、SAP バックアップユーティリティ（たとえば brbackup）は応答を停止し、最終的にはタイムアウトします。バックアップユーティリティがこのような動作をするのは、バックアップサーバ上のステータスジョブを検出できないためです。このような問題が発生した場合は、SAP バックアップを手動で終了し、問題を修正してから、バックアップを再サブミットします。

このオプションでは、SAP データをデータデデュプリケーションデバイスへバックアップするときにマルチストリーミングは使用できません。マルチストリーミングを使用すると、SAP データは CA ARCserve Backup により、異なるデバイスグループに同時に存在する複数のデバイスにバックアップされます。このため、util_par_file 設定ファイルで指定された DESTGROUP の値は CA ARCserve Backup により無視されます。この結果、SAP データは CA ARCserve Backup により、デデュプリケーションデバイスが含まれていないデバイスグループにバックアップされます。

オプションをインストールし設定した後で、別のプライマリサーバに Data Mover サーバを登録する場合は、sapsetup スクリプトを使用して、オプションを再設定する必要があります。再設定しなかった場合、この Data Mover サーバを通ってサブミットされたジョブは失敗します。

［リストアの最適化］機能は、Enterprise Option for SAP R/3 for Oracle ではサポートされていません。

［メディアとディスクの比較］機能は、Enterprise Option for SAP R/3 for Oracle セッションではサポートされていません。

このオプションを使用すると、UNIX および Linux エージェント上に保存されたデータをデデュプリケーションデバイスにバックアップできます。ただし、このオプションでは、バックアップ中のデータ圧縮はサポートされていません。

CA ARCserve Backup リストアマネージャからの SAP R/3 エージェントデータベースのリストアはサポートされていません。ただし、コマンドラインから "brrestore" モジュールを使用して、このリストアを実行することはできます。 brrestore モジュールは、データベースのデータファイルや制御ファイル、オフライン REDO ログファイルのリストアに使用されます。

デフォルトでは、AIX プラットフォーム上のネットワークオプションパラメータ「tcp_nodelayack」は 0 に設定されます。このデフォルト設定のままだと、プライマリおよびメンバサーバからの SAP データのリストアに時間がかかる（10 MB/分未満）可能性があります。
この問題を解決するには、以下のコマンドを使用して、tcp_nodelayack の設定を 1 に変更します。
```
no -o tcp_nodelayack=1
```

7.6 Solaris 10 プラットフォーム上の非グローバルゾーンでの Data Mover オプションの既知の問題

Data Mover オプションは、Solaris SPARC 10 プラットフォーム上の非グローバルゾーンでサポートされていますが、インストールエラーを回避するために以下を考慮する必要があります。
- 共通エージェントがグローバルゾーンにインストールされていない場合は、以下のフォルダおよびリンクを作成します。
  - global# mkdir -p /opt/CA/ABcmagt; touch /opt/CA/ABcmagt/caagent
  - global# ln -sf /opt/CA/ABcmagt/caagent /usr/bin/caagent
  また、グローバルゾーン内で root ユーザとして書き込み可能なフォルダ /full_path_of_zone/DEV_CA を作成し、非グローバルゾーン内で /dev/CA にマウントします。
  
  global# zonecfg -z my-zone
  
  zonecfg:my-zone> add fs
  
  zonecfg:my-zone:fs> set dir=/dev/CA
  
  zonecfg:my-zone:fs> set special=/full_path_of_zone/DEV_CA
  
  zonecfg:my-zone:fs> set type=lofs
  
  zonecfg:my-zone:fs> add options rw
  
  zonecfg:my-zone:fs> end
- 共通エージェントがグローバルゾーンにインストールされている場合、グローバルゾーン内で root ユーザとして書き込み可能なフォルダ /full_path_of_zone/DEV_CA を作成し、非グローバルゾーン内で /dev/CA にマウントします。
  global# zonecfg -z my-zone
  
  zonecfg:my-zone> add fs
  
  zonecfg:my-zone:fs> set dir=/dev/CA
  
  zonecfg:my-zone:fs> set special=/full_path_of_zone/DEV_CA
  
  zonecfg:my-zone:fs> set type=lofs
  
  zonecfg:my-zone:fs> add options rw
  
  zonecfg:my-zone:fs> end

8.0 CA ARCserve Backup Client Agent および Enterprise Option r16 SP1

8.1 Issues-r16 SP1

8.1.1 サポートされているオペレーティングシステム

このセクションでは、サポート対象として追加されたオペレーティングシステムを示します。

Client Agent for UNIX：

IBM AIX 7.1

Agent for Oracle for UNIX：

IBM AIX 7.1

Enterprise Option for SAP R/3 for Oracle （UNIX）：

IBM AIX 7.1

CA ARCserve Backup UNIX/Linux Data Mover：

IBM AIX 7.1

9.0 CA ARCserve Backup の言語認定

国際化製品とは、所定のローカル言語版オペレーティングシステムおよびサードパーティ製品上で正常に動作し、データの入出力においてローカル言語をサポートする英語版製品です。また、国際化製品は、日付、時刻、通貨、数値に関してローカル言語の書式をサポートします。

翻訳済み製品（ローカライズ済み製品とも言います）とは、製品のユーザインターフェース、オンラインヘルプ、その他ドキュメントのローカル言語サポートに加えて、日付、時刻、通貨、数値に関してローカル言語でのデフォルトの書式設定をサポートする国際化製品です。

CA ARCserve Backup は、英語版リリースに加え、以下の言語に国際化および翻訳されています。

ポルトガル語（ブラジル）

フランス語

ドイツ語

イタリア語

日本語

韓国語

中国語（簡体字）

スペイン語

中国語（繁体字）

上記に記載されていない言語の環境でこの製品を使用すると、問題が発生する場合があります。

10.0 CA への連絡先

テクニカルサポートの詳細については、弊社テクニカルサポートの Web サイト（http://www.ca.com/jp/support/）をご覧ください。