Microsoft SQL Server データベースのリストア › Microsoft SQL Server 2005 または 2008 Enterprise、Data Center、または Developer Editions を使用したオンラインの破損ページの修正
Microsoft SQL Server 2005 または 2008 Enterprise、Data Center、または Developer Editions を使用したオンラインの破損ページの修正
Microsoft SQL Server 2005 および 2008 には、データベース内のデータが破損している場合にそれを検出し、データ ページ レベルで破損を隔離する機能があります。 いずれかの時点で、既知の破損したページの最新リストが、システム データベース [msdb] の [suspect_pages] テーブルの中で見つかります。 SQL 2005 では、破損ページの検出および隔離に加えて、破損したデータ ページのみが上書きされるリストアを実行する機能も導入されました。 これにより、わずかに破損したデータベースを素早く稼動状態に戻すことができます。
注: この手順を開始する前に、データベースをオフラインにしないでください。
Microsoft SQL Server 2005 または 2008 Enterprise、Data Center、または Developer Editions を使用してオンラインの破損ページの修正を実行する方法
- データベースが単純復旧モデルを使用している場合は、完全復旧モデルに変更します。
- (オプション)すでにレポートされているもの以外に破損したページがある場合にそれを特定するために、データベース上でデータベースの整合性チェック(DBCC CheckDB)を実行します。 これは、手順 4 の一部として実行できます。
- データベースのオンラインの破損ページ修正のリストアを、以下の手順で実行します。
- リストア マネージャを開きます。
- [ソース]タブで、[ツリー単位]ビューを使用してデータベースの検出および選択を行います。
- [エージェント オプション]を開きます。
- [自動選択]が選択されていることを確認します。
- サブセットとして、[破損ページの修正 - オンライン]を選択します。
- [回復完了状態]で、[データベースを操作可能な状態にする]を選択します。
- (オプション)リストア前にデータベースの整合性チェックを選択し、他に破損したページがないかを特定できます。 (DBCC ではデータベースがオンラインである必要があるので、リストア前に DBCC ができるのはこのリストア タイプのみであることに注意してください。)
- (オプション)リストア後にデータベースの整合性チェックを選択できます。
- [OK]をクリックします。
- [デスティネーション]タブで、[元の場所へリストア]を選択していない場合は選択します。
- リストアを開始します。
- 破損したページを含むテーブルを照会します。
- トランザクション ログ バックアップをデフォルト オプションで実行します。
- [自動選択]を選択せず、[回復完了状態]を[データベースは操作可能状態]に設定して、この最新のトランザクション ログ バックアップのリストアを実行します。
- 復旧モデルを手順 1 で変更した場合は、単純復旧モデルに変更します。
- データベースの使用を再開します。