単一コマンドによる、すべてのサービスの停止およびすべてのサービスの開始

ジョブ エンジン、テープ エンジン、データベース エンジンの停止と起動を手動で行うには、2 つの方法があります。 最初の方法は任意の CA ARCserve Backup マネージャ ウィンドウ上にある該当のサービス ステータス アイコンをクリックする方法です。 もう 1 つの方法は CA ARCserve Backup サーバ管理上にある[停止]と[開始]の各ツールバー ボタンをクリックする方法です。 しかし、CA ARCserve Backup のサービスすべての停止が必要な状況が発生することもあります。 たとえば、レベル 2 のパッチを CA ARCserve Backup に適用する必要がある場合などです。

cstop および cstart コマンドを使用すると、CA ARCserve Backup の他のサービスに対する依存関係に応じて、CA ARCserve Backup の全サービスのシャットダウンおよび再起動を順に行うことができます。 この操作を行うことによって、サービスのシャットダウン中にはデータ損失を防ぐことができ、また、システムの再起動時には CA ARCserve Backup の全サービスを正しく実行できます。

単一コマンドを使用してすべての CA ARCserve Backup サービスを停止または開始するには、CA ARCserve Backup のホーム ディレクトリにあるファイル cstop.bat または cstart.bat を使用します。

cstop.bat を実行するとき、CA ARCserve Backup では以下の順序でサービスを停止します。

  1. CASTapeEngine
  2. CASJobEngine
  3. CASDbEngine
  4. CASMessageEngine
  5. CASDiscovery
  6. CasUnivDomainSvr
  7. CasSvcControlSvr
  8. CASportmap
  9. Alert Notification Server

cstop.batを実行するとき、CA ARCserve Backup では以下の順序でサービスを開始します。

  1. Alert Notification Server
  2. CASDiscovery
  3. CASportmap
  4. CasSvcControlSvr
  5. CasUnivDomainSvr
  6. CASDbEngine
  7. CASMessageEngine
  8. CASTapeEngine
  9. CASJobEngine

詳細情報:

DOS プロンプトからのサーバとサービスの起動および停止