VMware vCenter Server 2.0.2 システムの設定

このトピックでは、VMware vCenter Server 2.0.2 システムで通信プロトコルを設定する方法について説明します。

VMware vCenter Server 2.0.2 システムの設定方法

  1. VMware VCenter Server をインストールします。 VMware vCenter Server の要件の詳細については、VMware Web サイト上の「VMware vCenter Server インストール ガイド」を参照してください。
  2. 以下の環境条件で、バックアップ プロキシ システムに VCB をインストールします。
  3. VCB バックアップ プロキシおよび VMware vCenter Server システムを通じて VM のバックアップを設定するには、以下のいずれかの通信プロトコルを設定します。
    https

    https を VMware vCenter Server システムと バックアップ プロキシ システムとの間の通信プロトコルとして使用するには、自己生成した SSL 証明書を VMware vCenter Server システムから バックアップ プロキシ システムにコピーして、バックアップ プロキシ システムにインストールする必要があります。

    注: https は、ARCserve VMware 環境設定ツールおよび ca_vcbpopulatedb ユーティリティで使用されるデフォルトの通信プロトコルです。 https 通信を使用すると、VCB バックアップ プロキシと VMware vCenter Server システム間で CA ARCserve Backup が通信できるようになります。

    Vmware vCenter Server システムの以下のディレクトリから SSL 証明書(rui.crt という名前)にアクセスすることができます。

    C:¥Documents and Settings¥All Users¥Application Data¥VMware¥VMware VirtualCenter¥SSL¥rui.crt
    

    SSL 証明書をインストールするには、オブジェクトを右クリックしてコンテキスト メニューから[インストール]を選択します。

    注: SSL 証明書に割り当てられたホスト名は、ARCserve VMware 環境設定ツール(ca_vcbpopulatedb ユーティリティ)を実行するときに指定した VMware vCenter Server システムの名前に一致する必要があります。 名前が一致しない場合、または SSL 証明書のホスト名がない場合は、「サーバ証明書が不正です。証明書の CN 名が渡された値に一致しません」というメッセージが表示されます。 続行するには[はい]を選択する必要があります。

    http

    http を バックアップ プロキシ システムと VMware vCenter Server システムとの間で通信プロトコルとして使用するには、以下の vpxd.cfg ファイル内で、以下に示す方法で、http プロトコルを VMware vCenter Server システムに設定する必要があります。

    「C:¥Documents and Settings¥All Users¥Application Data¥VMware¥VMware VirtualCenter¥vpxd.cfg」
    
    1. <http> タグ内の <proxy Database> タグを確認します。
    2. <proxy Database> タグに以下のテキストを追加します。
       <server id="1">
      <namespace> /sdk </namespace>
      <host> localhost </host>
      <port> -2 </port>
      </server>
      
    3. 以下のテキストを削除します。
      <redirect id="1"> /sdk </redirect>
      
    4. VMware vCenter Server サービスを再起動します。

      これは、サービスのコントロール パネルから行うことができます。

      注: 詳細については、VMware Web サイトの「VMware VCB Backup ガイド」を参照してください。

  4. コマンド ラインまたは Windows サービス コントロール パネルから VMware Server サービスを再起動します。
  5. バックアップ プロキシ システムに Agent for Virtual Machines をインストールします。
  6. バックアップ プロキシ システムで、VM の一時的マウント場所を指定します。 詳細については、「VM の一時的マウント場所の指定」を参照してください。
  7. ARCserve VMware 環境設定ツールを実行して CA ARCserve Backup データベースに VMware 環境についての情報を追加します。

    または、ca_vcbpopulatedb コマンド ライン ユーティリティを使用して CA ARCserve Backup データベースに追加する方法もあります。

    重要: このユーティリティを実行する場合、Vmware vCenter Server システムの VM は実行状態である必要があります。 VM が実行状態でない場合、このユーティリティは VM についての情報を CA ARCserve Backup データベースに入力しません。 すべての VM にホスト名と IP アドレスが割り当てられていて、最新の VMware ツールがインストールされている必要があります。