ファイル レベルの単位でデータをリストアする

このトピックでは、以下のバックアップ モードを使用してバックアップされたデータをリストアする方法について説明します。

以下の手順を使用して、ローカル ディスク ベースの仮想マシン(VM)および SAN ベースの VM でリストア処理を実行することができます。 ファイルが破損したり、間違って削除された場合や、システムを惨事から復旧したり、システムをクローンする場合は、VM にバックアップされているファイル レベルのデータをリストアします。 ファイル レベルのバックアップ データのリストアには、Windows ベースのクライアント エージェント ファイルのリストアと同じ処理を使用します。

注: データのリストアの詳細については、「管理者ガイド」を参照してください。

ファイル レベルのバックアップ データをリストアする場合は、以下の点を考慮してください。

データをファイル レベルの単位でリストアする方法

  1. リストア マネージャを開いて[ソース]タブをクリックし、ドロップダウン リストから、[ツリー単位]を選択します。
  2. Windows システム オブジェクトを展開して、リストアするデータを参照します。

    リストア マネージャ ウィンドウで[ソース]タブを選択します。 ファイル レベルでリストアするオブジェクトを指定します。

  3. [デスティネーション]タブをクリックします。 [ファイルを元の場所にリストア] チェックボックスをオンにして、ファイルを元の場所にリストアします。

    ファイルを元の場所にリストアするには、Client Agent for Windows が VM にインストールされている必要があります。 Client Agent for Windows が VM にインストールされていない場合は、データを任意の場所にリストアしてから、ネットワーク ファイル システム共有を使用して手動で VM にコピーすることができます。

    注: ファイル レベルの単位でデータをリストアし、[ファイルを元の場所にリストア]を指定すると、CA ARCserve Backup では意図的に Window s システム ファイルが除外されます。

    重要: VMware ベースのバックアップ セッションを別のロケーションにリストアするには、Client Agent for Windows が複製先のシステムで実行されており、かつ複製先のシステムが Windows システム オブジェクトに表示されている必要があります。 Windows システム オブジェクトに表示されないシステムにデータをリストアしようとすると、リストア ジョブが失敗します。 Windows x86 オペレーティング システムを実行しているローカル システムにある複製先にデータをリストアするには、リストア マネージャの[デスティネーション]タブで Windows システム オブジェクトの下に仮のホスト名と実際の IP アドレスでシステムを追加します。 次にその複製先をローカル システムとして指定してリストア ジョブをサブミットします。

    バックアップ データが raw (フル VM)バックアップから作成された場合、CA ARCserve Backup は [ファイルを元の場所にリストア] オプションをサポートしません。

  4. [スケジュール]タブをクリックして、[繰り返し方法]ドロップダウンからスケジュールを指定します。
  5. ツールバーの[サブミット]ボタンをクリックし、ジョブをサブミットします。

    [セキュリティおよびエージェント情報]ダイアログ ボックスが表示されます。 ジョブをサブミットするには、データをリストアしているシステムのログイン認証を指定する必要があります。

  6. ログイン認証を[ユーザ名]および[パスワード]フィールドに指定して[OK]をクリックします。

    入力されたセキュリティ認証が適用されて、[ジョブのサブミット]ダイアログ ボックスが開きます。

  7. [ジョブのサブミット]ダイアログ ボックスでフィールドに入力して、[OK]をクリックします。

    ジョグがサブミットされます。

    注: ジョブのサブミットの詳細については、[ジョブのサブミット]ダイアログ ボックスの[ヘルプ]ボタンをクリックしてください。 ジョブ ステータスの表示と他のジョブ関連タスクの詳細については、「管理者ガイド」を参照してください。