Arcserve Backup Agent for Microsoft SQL Server では、インスタンス名、データベース名、ファイル グループ名、データ ファイル名の文字数が合計で 170 文字を超えている場合、SQL Server データベースのバックアップおよびリストアはサポートされません。
同じマシンに複数の SQL Server インスタンスを同時にインストールすると、SQLVDI.DLL ファイルが複数作成され、競合によりデータベース バックアップ ジョブが失敗します。SQLVDI.DLL の競合を解決するには、SQL Server のすべてのインスタンスに同じレベルのサービス パック、セキュリティ パッチ、修正プログラムを適用してください。また、失敗した SQL Server インスタンスを再起動して新しい SQLVDI.DLL ファイルを再ロードしたり、マシンを再起動する必要がある場合もあります。
Microsoft SQL Server をアップグレードするか、または追加のインスタンスをインストールした後には、アカウント設定ユーティリティを使用して、適切な変更内容でこのエージェントを更新する必要があります。アカウント環境設定ユーティリティを実行しないと、Arcserve Backup Agent for Microsoft SQL Server では新規インスタンスまたは変更されたインスタンスが認識されないため、追加または更新されたインスタンスの追加機能を使用できません。また、アカウント設定ユーティリティを実行した後は、ただちにアップグレードしたインスタンスや新規インスタンスの最初のバックアップを行います。アカウント設定の詳細については、「Agent for Microsoft SQL Server ユーザ ガイド」を参照してください。
クラスタ環境では、LocalSystem としててはなく、ドメイン管理者として Universal Agent を実行し、Microsoft SQL Server データベースのバックアップ時に、エージェントと Microsoft SQL Server 間でアクセス権限が競合しないようにします。