Disaster Recovery Option を使用しない Arcserve Backup メンバ サーバのリストア
Disaster Recovery Option を使用しない Arcserve Backup メンバ サーバのリストア
このセクションでは、Disaster Recovery Option を使用せずに Arcserve Backup メンバ サーバをリストアする方法について説明します。
重要:この手順は、Arcserve Backup プライマリ サーバおよびスタンドアロン サーバのリストアには適用されません。
前提条件タスク:
手順を実行する前に、以下の必須タスクが完了していることを確認します。
- システムの少なくとも 1 つのフル バックアップが存在し、バックアップ メディアが利用可能であることを確認します。
- システム稼働時のディスク パーティション/ボリューム環境設定を記録します。これには、すべてのボリュームのドライブ文字およびマウント ポイントが含まれます。
- システム稼動時のネットワーク環境設定を記録します。
- オペレーティング システムの CD、デバイス ドライバ、および Arcserve Backup インストール メディアが利用できることを確認します。
Disaster Recovery Option を使用せずに Arcserve Backup メンバ サーバをリストアする方法
- Windows オペレーティング システムの CD を使用して、復元するコンピュータを起動します。
- オペレーティング システムをインストールするのに必要なパーティションを作成します。その他のディスク パーティション/ボリュームは、オペレーティング システムのインストール後に手動でリストアできます。ダイナミック ディスクの環境設定は、オペレーティング システムのインストール後にリストアする必要があります。
- オペレーティング システムをインストールし、ホスト名が元のシステムと同じことを確認します。
- 残りのディスク/ボリュームの環境設定、ディスク パーティション レイアウト、ダイナミック ディスク ボリュームなどをリストアします。
- 注: ボリュームのドライブ文字は、元のシステムと同じである必要があります。
- オペレーティング システムの CD に含まれていないデバイス ドライバをインストールします。これには、SCSI/RAID/FC ドライバおよびネットワーク アダプタ ドライバが含まれます。
- ネットワークを設定し、すべての環境設定が元のシステムと同じであることを確認します。
- オペレーティング システムのパッチを適用します。
- 注: システムがネットワークに接続されるためにパッチの適用は必須となります。
- 最後のバックアップが完了したときに実行されていたのと同じアンチウイルス ソフトウェアをインストールし、最新のパッチに更新します。
- 注: システムがネットワークに接続されるためにパッチの適用は必須となります。
- 元のシステムと同じすべてのアプリケーションをインストールします。
- Arcserve Backup、エージェント、およびオプションを、元のインストール場所と同じディレクトリにインストールします。
- リストア マネージャを開き、[オプション]ツールバー ボタンをクリックします。
- [オプション]ダイアログ ボックスが開きます。
- [操作]タブをクリックし、[レジストリ ファイルおよびイベント ログをリストア]オプションをクリックして[OK]をクリックします。
- リストア オプションが適用されます。
- リストア マネージャから、ツリー単位のリストア方式を指定し、リストア ジョブをサブミットしてシステムをリストアします。
- リストア ジョブが完了したら、システムを再起動します。
- システムがドメイン コントローラでない場合は、手順 17 に移動します。
- プロンプトが表示されたら、「ディレクトリ サービス復元モード」を選択し、システムをリストア モードで起動します。
- 以下のオプションを使用して、システム状態をリストアします。
- システム状態をソースとして指定します。
- Arcserve サーバから、データのリストアに対してグローバル オプションを指定します(手順 10 を参照)。
- システムをリストアします。
- ジョブの完了後、システムを再起動します。
- 以下のいずれかのシナリオに基づいて、システムの再起動後にシステムが正常にリストアされていることを確認します。
- オペレーティング システムによって、バックアップされたレジストリ情報に、現在使用されているハード ディスク デバイスが反映されていないことが検出された場合、ドライブ文字の割り当てを変更する必要がある可能性があります。これが発生した場合は、適切なドライブ文字を再度割り当てます。
- ファイルがシステムに必要な場合、システム ドライブだけでなく、ドライブ文字の再割り当て後にシステムを再起動する必要がある可能性があります。他のドライブがデータのみの場合、システムを再起動する必要はありません。他のドライブ上に存在するデータの種類がわからない場合は、ドライブ文字の再割り当て後にシステムを再起動してください。
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