Arcserve Backup サービスの初期化に失敗する

Windows プラットフォームで有効

現象:

Arcserve Backup サービスの初期化に失敗します

解決策:

Arcserve Backup では、RPC エンジンのポートマッパが必要となります。Windows のサービスである Arcserve Remote Procedure Call Server にはポートマッパの機能があり、標準ポートマップのポート 111 を使用します。

Arcserve Backup がポート 111 の競合を検出し、CA Remote Procedure のコール サーバ サービスに使用しているポート番号が以前インストールされたポートマッパと同じポート番号であった場合、 Arcserve Backup は自動的に別のポート番号に切り替えます。

別のコンピュータをお使いのコンピュータと通信できるようにしたい場合は、専用のポートを指定することをお勧めします。専用のポートを指定するには、以下のディレクトリにある portsconfig.cfg と名前のファイルを使用します。

C:\Program Files\CA\SharedComponents\ARCserve Backup

Arcserve Backup は、外部のポートマッパ(Microsoft Services for UNIX(SFU)、Noblenet Portmapper、StorageTek LibAttach など)と連携します。ただし、マシンの起動中、外部ポートマッパが完全に初期化される前に、Arcserve Backup サービスの初期化が試行される場合があります。このような場合は、Arcserve Backup サービスの初期化に失敗します。この問題を防ぐには、以下の手順に従います。

  1. 以下のレジストリ キーを作成します。
    HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\ComputerAssociates\CA ARCserve Backup\Base\Portmap
    
  2. このキーの下に、DWORD 値 DelayedRegistration を作成します。
  3. このキーに、Arcserve Backup サービスがポートマッパ登録を初期化する前に待機する時間を分単位(10 進数値)で割り当てます。たとえば、DelayedRegistration=1 と指定すると、どの Arcserve Backup サービスも、起動後 1 分間はポートマッパに登録されません。