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GFS ローテーション スキーマ メディアの例

GFS ローテーション スキーマに必要なメディア数を決定する方法の例を、以下に示します。

会社の営業日が、月曜日から金曜日だと仮定します。月曜日から木曜日まで増分バックアップを毎日実行し、金曜日にフル バックアップを実行します。月単位のフル バックアップ データを再利用するまでの期間を半年とし、月単位のバックアップ テープ 6 本以上を、メディア プールの保存セットに保管するように指定します。また、週単位のバックアップ テープ 4 本以上を、保存セットに保管するように指定します。

注: メディア プール、保存セット、および再利用セットの詳細については、「デバイスとメディアの管理」を参照してください。

選択した GFS ローテーション スキーマでは、増分バックアップが「Son」、週単位のフル バックアップが「Father」、月単位のフル バックアップが「Grandfather」になります。

このローテーション スキーマでは、日単位の増分バックアップが週に 4 回必要で、1 日に 1 本のテープを使用します。日単位のテープに保存されるデータは週単位のフル バックアップにも保存されるので、日単位のテープは毎週再利用されます。このため、このスキーマには、日単位(「Son」)のテープが 4 本必要になります。

毎週金曜日に実行するバックアップは週単位のフル バックアップで、1 週間に 1 本のテープが必要です。この週単位のテープは 1 か月間保管されてから再利用されます。そのため、メディア プールの保存セットに保管するテープは最低で 4 本になります。したがって、週単位のバックアップ(「Father」)用のテープが 5 本以上必要になります。

月の最後に実行したフル バックアップが、月単位のバックアップになります。このテープは半年間保管するように指定し、メディア プールの保存セットに保管するテープは 6 本になります。メディアを再利用する前に最低限必要な月単位のバックアップのテープは 6 本です。そのため、月単位のバックアップ(「Grandfather」)用のテープは 7 本必要になります。

結果として、このローテーション スキーマに必要なメディアは合計16本になります。


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