テープ ドライブへのバックアップ用のブロック サイズの指定
テープ ドライブへのバックアップ用のブロック サイズの指定
Arcserve Backup では、テープ バックアップ用のブロック サイズを指定することができます。この機能により、Arcserve Backup がデバイスに転送できるブロックごとのデータ量を増加させることができます。テープのより大きなブロック サイズを指定する前に、以下の状況を考慮してください。
- Arcserve Backup が転送できる最大のデフォルト テープ ブロックは 64 KB です。バックアップ環境内テープ ドライブがより大きなテープ ブロックをサポートしている場合は、テープのブロック サイズを 128 KB、256 KB または 512 KB に増加させることができます。
- 注: デバイスがより大きなデータ転送をサポートするかどうかについては、デバイスおよびホスト バス アダプタ(HBA)のメーカのドキュメントを参照してください。
- 大きなブロックのバックアップには、大きな転送サイズをサポートする HBA が必要です。Arcserve Backup によって、より大きなブロック サイズに必要なデータ転送サイズが HBA でサポートされないことが検出された場合、Arcserve Backup では、より大きなブロック サイズを無効にし、テープ エンジン ログ ファイルにエラー メッセージを記録します。
- Arcserve Backup がブランク テープを上書きまたは使用するとき、Arcserve Backup は新しく定義されたテープ ブロック サイズを使用してメディアをフォーマットします。
- Arcserve Backup がデータをメディアに追加するとき、Arcserve Backup は、もともとメディアに適用されていたブロック サイズを使用して、追加されたデータをメディアに書き込みます。
- SAN 接続のライブラリについて、すべての SAN メンバ サーバ用の HBA がテープのブロック サイズに必要な転送サイズをサポートしていることを確認します。通常、大きな転送サイズをサポートしていない SAN メンバ サーバへのバックアップは失敗します。
テープ ドライブ用のテープのブロック サイズを指定する方法
- 設定するバックアップ サーバ上の Arcserve Backup テープ エンジン サービスを停止します。
- Windows レジストリ エディタ を開き、以下を確認します。
- x86 プラットフォーム:
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\ComputerAssociates\CA ARCServe Backup\Base\TapeEngine
- x64 プラットフォーム:
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\ComputerAssociates\CA ARCServe Backup\Base\TapeEngine
- 設定するテープ ドライブ用の DEVICE# キーを見つけます。
- DEVICE# キーの下に、ForceBlockSize という名前の DWord レジストリ キーを作成します。
- 以下のいずれかの DWORD 値を指定します。
- 128 KB: 0x80
- 256 KB: 0x100
- 512 KB: 0x200
- [DWORD 値の編集]ダイアログ ボックスを閉じ、Windows レジストリ エディタを閉じます。
- Arcserve Backup テープ エンジン サービスを再起動します。
テープのブロック サイズがテープ ドライブに適用されます。
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