合成フル バックアップに関する考慮事項
合成フル バックアップ ジョブをサブミットするときは、以下の点に注意してください。
- 合成フル バックアップでは、r16 の Windows Client Agent だけがサポートされます。r16 より前の Windows Client Agent、データベース エージェント、およびアプリケーション エージェントはサポートされません。ただし、混合のソース(r16 以降の Windows Client Agent、r16 より前の Windows Client Agent、データベース エージェント、アプリケーション エージェントを含む)をバックアップするために、合成フル バックアップ ジョブをサブミットすることはできます。合成フル バックアップでサポートされていないエージェントの場合は、事前に指定する日単位バックアップ方式が使用されます。
- 合成フル バックアップでは、ディスク ステージング デバイスとデデュプリケーション デバイスだけがサポートされます。D2D2T を使用すると、テープ、クラウド、およびディスク デバイスに合成フル バックアップ セッションをマイグレートできます。
- 合成フル バックアップ ジョブをサブミットするとき、データを保証するため、バックアップ マネージャの[スケジュール]タブにある[フル バックアップを実行する]オプションを定義してください。
- 既存の合成フル バックアップ ジョブを変更した場合、従来のフル バックアップは、フル バックアップがスケジュールされた日の翌日に実行されます。この動作を無効にするには、以下のレジストリ キーを変更します。
- バックアップ サーバの以下のキーを開きます。
- 以下の値名を指定します。
- 以下の値を指定します。
- 値 1 を指定すると、この動作は無効になります。
HKEY_CURRENT_USER\Software\ComputerAssociates\CA ARCserve Backup\Base\ASMgr
(DWORD) SFBCheckedRealFull
1
注: ジョブに特定の変更を加えると、常に従来のフル バックアップ ジョブが実行されます。特に、バックアップ ソース、合成スケジュール、ディスク ステージング場所、暗号化/圧縮オプションを変更した場合がこれに該当します。これにより、ジョブにこれら特定の変更を行った場合、合成バックアップがスケジュールされた日に、合成バックアップを確実に行うことができます。
- 合成フル バックアップ ジョブをサブミットすると、Arcserve Backup ユーザ インターフェースに 90 日間の詳細合成スケジュールが参照用に表示されます。しかし、既存の合成フル バックアップ ジョブを変更した場合、ユーザ インターフェースに表示される詳細合成スケジュールが実際のスケジュールと一致していない場合があります。
- 合成フル バックアップ ジョブのスケジュール時、[SFB スケジュールの詳細]フィールドにはデフォルト開始日として現在の日付が表示されます。しかし、[ジョブのサブミット]画面の[実行日時指定]で日付を選択すると、合成フル バックアップ ジョブは指定された日付に基づいてスケジュールされます。
- 合成フル バックアップでは、一週より長い時間枠を使用して、合成フル バックアップをスケジュールすることができます。この設定を使用する際、ローテーション スキーマ用のメディア プールのデフォルト保存期間(6 日間)によって、必要なデータの上書きが妨げられることはありません。そのため、ローテーション スキーマおよび 1 週間より長い合成スケジュールを持つ D2D2T 合成フル バックアップ ジョブをサブミットする場合、メディア プールの保存期間が合成スケジュールより長いこと(より大きなメディアが必要)を確認する必要があります。
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注: 合成フル バックアップ ジョブを実行するには、バックアップするコンピュータ上に Arcserve Backup Agent for Open Files をインストールしてライセンス登録する必要があります。