ジョブ エンジンの環境設定
ジョブ エンジンの環境設定
Arcserve Backup ジョブ エンジンは、ジョブ キュー内のジョブの実行日時を制御します。定期的にジョブ キューをスキャンし、実行日時になったジョブを開始します。Arcserve Backup には、以下のジョブ エンジン オプションがあります。
- [ジョブ キューのスキャン間隔(秒)] -- ジョブ エンジンは、常に、実行するジョブのジョブ キューをスキャンします。デフォルトでは、10秒に1回スキャンされます。間隔を変更するには、1~9999の数値を指定します。
- [終了ジョブの保持期間(時間)] -- このフィールドに指定された時間のジョブ キューに、最終ステータスが「終了」になっているジョブが残ります。デフォルトでは、Arcserve Backup はジョブ ステータス マネージャから削除されるまで「終了」ジョブを 24 時間保持します。時間を変更するには、0~999 の数値を指定します。
- 注: ジョブのマイグレーション フェーズが完了し、このオプションのために指定した時間が経過したら、1 度のみ発生するステージング ジョブ(disk to disk to tape と disk to tape to tape)は、ジョブ キューから削除されます。
- [データベース ポーリング間隔(分)] -- ジョブ エンジンは定期的に Arcserve Backup データベースをポーリングして、ステージング対応デバイス上のコピーおよびパージされたセッションを検知します。このフィールドで指定した値によって、ポーリング間隔が決まります。このフィールドのデフォルト値は 5 分で、最小値は 1 分です。
- [アクティビティ ログのメッセージの種類] -- アクティビティ ログには、Arcserve Backup の全アクティビティの情報が含まれています。デフォルトでは、注意、警告、およびArcserve Backupの実行中に発生したエラーがアクティビティ ログに表示されます。メッセージの種類を変更するには、以下のいずれかのオプションを選択します。
なし
メッセージを表示しません。
エラー
Arcserve Backup を起動中に発生するエラーのみが表示されます。
警告、エラー
Arcserve Backup の実行中に発生した警告とエラーを表示します。
注意、警告、エラー(デフォルト)
Arcserve Backup の実行中に発生する注意、警告、およびエラーがすべて含まれます。
デバッグ
デバッグ情報、および Arcserve Backup の実行中に発生するすべての注意、警告、およびエラーがすべて含まれます。
- [ネットワーク共有]--デフォルトで、Arcserve Backup はブラウザで[すべての共有を使用]を開きます。これにより、デフォルト共有およびユーザ共有を、ジョブのソースまたはデスティネーションとして選択できます。ブラウザに表示する共有の種類を変更するには、以下のいずれかを選択します。
[デフォルト共有のみを使用]
管理共有のみを使用できます。
[ユーザ共有のみを使用]
ユーザが具体的に設定した共有のみが表示されます。
- [バッファ サイズ(KB)] -- Arcserve Backup で使用されるバッファ サイズを定義します。
- デフォルト値: 256 KB
- コンピュータによって動作は異なります。動作に影響する要因として、バックアップ サーバのハードウェア、バックアップ ジョブの総サイズ、バックアップ ジョブが生成する子ジョブの数などに関連したものがあります。バッファのサイズを増加または減少させて、バックアップ実行中のシステムのパフォーマンスを最適化できます。
- バッファ サイズを増減しても、バックアップおよびリストアのパフォーマンスを向上できるとは限りません。たとえば、大量のメモリ、高速ネットワークへのアクセス、高速ディスク I/O などの豊富なシステム リソースがバックアップ サーバにあれば、バッファ サイズが増えるため、システムのバックアップおよびリストアのパフォーマンスが向上する場合があります。反対に、バックアップ サーバのシステム リソースが限られている場合に、バッファ サイズを減らすとシステムのバックアップおよびリストアのパフォーマンスが向上する場合があります。
- 注: 典型的なサーバにおける最善策は、バッファ サイズのデフォルト値を適用することです。
- [バックアップ] -- バックアップ ジョブで以下のように追加のオプションをカスタマイズできます。
NTFS ボリュームのハード リンクを記録する
ハード リンク ファイルをバックアップする場合、デフォルトではこの情報を格納し、保存します。
デフォルト値: オン
メディアの上書きを確認する
メディアを上書きする場合は常に、Arcserve Backup によって上書きの実行を確認するプロンプトを表示します。デフォルトでは、この機能はオフになっています。このチェック ボックスをオンにすると、確認メッセージが表示されます。5分以内に確認メッセージに応答しないと、ジョブがキャンセルされます。
デフォルト値: オフ
マシン全体が選択されたら、レジストリ キーの詳細をバックアップする
このチェック ボックスがオンになっていると、ターゲット マシンのレジストリ キーの詳細がバックアップされます。
デフォルト値: オフ
Media Maximization 機能を有効にする
GFS ジョブおよびローテーション ジョブでディスクおよびテープの使用率を最適化します。詳細については、「Media Maximization 機能」を参照してください。
この値をメンバ サーバから変更することはできません。メンバ サーバは、このオプションに指定された値を Arcserve Backup プライマリ サーバから継承します。
デフォルト値: オン
- [ジョブ エンジンの再起動後、クラッシュ ジョブを再試行する] -- このオプションは、チェックポイントのメカニズムです。このチェック ボックスをオンにすると、Arcserve Backup はクラッシュしたジョブの再起動を試みます。クラスタ環境でフェールオーバを設定した場合にのみ、このチェック ボックスをオンにします。
- [ホールドでメークアップ ジョブをサブミットする] -- このオプションを使用すると、ジョブのステータスがレディではなくホールドになります。
- [データ マイグレーション ジョブの完了時にポップアップを表示しない] -- ステージング マイグレーション ジョブが終了すると、ポップアップ メッセージが表示され、ジョブの成功、失敗などを通知します。マイグレーション ジョブが終了した後のポップアップ メッセージを表示したくない場合は、このオプションを指定します。
- [ジョブの完了時にポップアップを表示しない] -- ジョブが終了すると、ポップアップ メッセージが表示され、ジョブの成功、失敗などを通知します。ジョブが終了した後のポップアップ メッセージを表示したくない場合は、このオプションを指定します。
- [アーカイブ CSV ファイルを有効にする] -- このオプションをオンにして、アーカイブ済みファイル用の CSV ファイルを作成します。デフォルトでは、この機能はオフになっています。
-
[アーカイブ CSV ファイルのフォルダ] -- このフィールドでは、アーカイブ CSV ファイルを保存するフォルダを指定することができます。デフォルトでは、Arcserve Backup では BAB_HOME\Archived files にアーカイブ CSV ファイルが保存されます。
- 以下の点に注意してください。
- [アーカイブ CSV ファイルを有効にする]オプションが指定されている場合のみ、[アーカイブ CSV ファイルのフォルダ]フィールドが有効になります。
- 指定するフォルダは Arcserve Backup サーバ上にあることが必要です。
- Arcserve Backup には、Arcserve Backup データベース保護ジョブを含む CSV ファイルのフォルダが含まれます。
- Arcserve Backup では、グローバル バックアップ オプションとして指定された場合に、Arcserve Backup カタログ データベースが含まれるあらゆるバックアップ ジョブで CSV ファイルのフォルダをバックアップします。詳細については、「バックアップ マネージャの操作オプション」を参照してください。
- Arcserve Backup は、NTFS プラットフォームでは CSV ファイルを圧縮します。
詳細情報:
ジョブ ステータスの種類
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