ディスクおよびテープ ステージング バックアップの実行後スクリプト オプションの指定

Arcserve Backup では、ステージング処理中に発生する特定のマイグレーション イベントに基づいて実行する実行後スクリプトを指定できます。

スクリプトとは、ユーザ定義ファイルに保存される命令セットで、.bat や .exe などの任意のフォーマットで作成できます。スクリプトは、イベントの発生前または発生後に実行できます。実行後スクリプトとは、マイグレーション イベントなど、イベントの発生後に実行できる命令セットのことです。実行後スクリプトは、Arcserve Backup ベースのスクリプトに限定されません。

注: ディスク ステージング バックアップに指定した実行後スクリプト オプションは、ファイル システム デバイスおよびデデュプリケーション デバイスに適用されます。

ディスクおよびテープ ステージング バックアップに対して実行後スクリプト オプションを指定する方法

  1. [バックアップ マネージャ]を開き、[スタート]タブをクリックします。
  2. [スタート]タブから、[標準バックアップ]または[デデュプリケーション バックアップ]をクリックした後、[ステージング有効化]をクリックします。
  3. バックアップ マネージャに[ステージングの場所]タブと[ポリシー]タブが表示されます。
  4. [ポリシー]タブをクリックします。
  5. コピーのオプションが表示されます。
  6. ポリシー リストで[実行後スクリプト]をクリックします。
  7. ジョブに必要なオプションを選択します。
  8. [イベント]リストから、実行後スクリプトを実行する以下のいずれかのマイグレーション イベントを選択します。
    • マイグレーション ジョブが完了した -- 現在のマイグレーション ジョブのすべてのセッションが正常にマイグレートされました。
    • 例:
    • バックアップ ジョブは、1 つまたは複数のマイグレーション ジョブで構成できます。このイベントは、個々のマイグレーション ジョブが完了すると発生します。
    • マイグレーション ジョブが未完了になった -- マイグレーション ジョブの 1 つ以上のセッションが正常に完了しませんでした。たとえば、マイグレーション ジョブ中にセッションがスキップされました。
    • マイグレーション ジョブがキャンセルされた -- マイグレーション ジョブが、アクティブ、レディ、またはホールド 状態のときに、ユーザによりキャンセルされました。メークアップ ジョブは作成されませんでした。
    • マイグレーション ジョブが失敗した -- マイグレーション ジョブの 1 つ以上のセッションが失敗しました。
    • マイグレーションのメークアップ ジョブが作成された -- マイグレーション ジョブが失敗し、Arcserve Backup はメークアップ ジョブを作成しました。
    • すべてのセッションがマイグレートされた -- ステージング ジョブに対応するすべてのセッションが正常にマイグレートされました。
    • 例:
    • バックアップ ジョブは、複数のマイグレーション ジョブで構成できます。マイグレーション ジョブは、それぞれいくつかのセッションで構成されます。このイベントは、バックアップ ジョブを構成するすべてのマイグレーション ジョブのすべてのセッションが正常にマイグレートされたときに発生します。
  9. 選択したイベントに隣接する[実行後スクリプト]フィールドをクリックして、以下のいずれかを選択します。
    • イベント発生後に実行するスクリプトへのパスを入力します。
    • 省略記号ボタン をクリックして、イベント発生後に実行するスクリプトを参照します。
  10. 注: マイグレーション イベントごとに指定できる実行後スクリプトは 1 つです。
  11. [実行ユーザ]セクションの以下のフィールドに入力します。
    • ユーザ名
    • パスワード
    • パスワードの確認
  12. 注: 実行後スクリプトを実行するには、Windows 認証情報を提供する必要があります。
  13. 他のマイグレーション イベントに対して、手順 3、4、および 5 を繰り返して実行後スクリプトを指定します。