Arcserve Backup データベース用の Microsoft SQL Server 2014 Express バックアップ オプションの指定
Arcserve Backup は、Microsoft SQL Server 2014 Express データベースのバックアップ時に、フルおよび差分バックアップ方式を使用できます。この機能を使用すると、Arcserve Backup データベースのバックアップ時に、ローテーション スキームまたはスケジュールを使用できます。また、Arcserve Backup では、バックアップ ジョブの開始前、またはバックアップ ジョブの完了後に、データベースの整合性をチェックできます。
Microsoft SQL Server 2014 Express バックアップ オプションを指定する方法
- [バックアップ マネージャ]ウィンドウを開いて、[ソース]タブを選択します。次に、Windows システム オブジェクトを展開して、Arcserve Backup プライマリ サーバを探します。
- プライマリ サーバを展開し、Arcserve Backup データベース オブジェクトを右クリックして、コンテキスト メニューから[エージェント オプション]を選択します。
- [エージェント バックアップ オプション]ダイアログ ボックスが開きます。
- [エージェント バックアップ オプション]ダイアログ ボックスから、データベースの保護に必要なオプションを指定します。
- 以下のいずれかのバックアップ方式を指定します。
- 必要な[データベースの整合性チェック](DBCC)オプションを指定します。DBCC オプションは、指定されたデータベース内の全オプジェクトの割り当ておよび構造の整合性を確認します。
- [バックアップ前] -- バックアップの開始前にデータベースの整合性をチェックするには、このオプションを選択します。
- [バックアップ後] -- バックアップの開始後にデータベースの整合性をチェックするには、このオプションを選択します。
- [DBCC が失敗した場合もバックアップを続行する] -- バックアップ前のチェックが失敗してもバックアップを続行するには、このオプションを選択します。
- [インデックスをチェックしない] -- システム テーブルのみをチェックするには、このオプションを選択します。
- [データベースの物理的な整合性をチェックする] -- 破損ページおよび一般的なハードウェア障害を検出するには、このオプションを選択します。また、ページとレコード ヘッダの物理構造の整合性、およびページのオブジェクト ID とインデックス ID 間の整合性もチェックします。
- 例: DBCC オプションの仕組み
- 以下の例は、DBCC オプションが[エージェント バックアップ オプション]ダイアログ ボックスの[グローバル オプションより優先させる]との組み合わせで、どのように動作するのかを示しています。
- [グローバル オプションより優先させる]を指定した場合、データベース レベルで選択する DBCC オプションが、適用される唯一の DBCC オプションになります。
- [グローバル オプションより優先させる]を指定しなかった場合、データベースに対して指定したすべての DBCC オプションとグローバル オプションで選択したすべての DBCC オプションが共に適用されます。
- [グローバル オプション]ダイアログ ボックスの[エージェント オプション]タブで、以下の DBCC オプションを指定します。
- [エージェント バックアップ オプション]ダイアログ ボックスで、[グローバル オプションより優先させる]を選択せず、以下の DBCC オプションを指定します。
- バックアップ前
- DBCC が失敗した場合もバックアップを続行する
- バックアップ ジョブをサブミットすると、Arcserve Backup によって、指定した DBCC オプションが論理的な順序で適用されます。つまり、バックアップを開始する前に、DBCC を実行します。DBCC が失敗した場合でも、バックアップを実行します。バックアップの完了後は、インデックスをチェックしません。
- [グローバル オプションより優先させる] -- 指定したデータベースのみ、[グローバル オプション]の[エージェント オプション]タブのチェック ボックスで指定されたオプションが、エージェントによってすべて無視されます。
注: バックアップ方式は、個別に無視できるため、このオプションによる影響を受けません。このオプションは、データベース単位でのみ利用できます。
- [OK]をクリックします。