Arcserve Backup データベースとしての Microsoft SQL Server の設定
[サーバ環境設定ウィザード]を使用して、Microsoft SQL Server を Arcserve Backup データベースとして設定できます。
Microsoft SQL Server を Arcserve Backup データベースとして設定する前に、以下を確認します。
- このタスクの開始前に、Arcserve Backup データベースをホストするシステムに Microsoft SQL Server をインストールする必要があります。
- Arcserve Backup を設定して Microsoft SQL Server を Arcserve データベースとして使用するようにした後、[サーバ環境設定ウィザード]は exptosql.exe というラベルのコマンド ユーティリティを開きます。このコマンド ユーティリティは、Microsoft SQL Server 2014 Express データベースのコア テーブルと詳細テーブルを、新しく設定した Microsoft SQL Server データベースにマイグレートします。
- この手順を使用して、Arcserve Backup Microsoft SQL Server データベースを別のサーバに移動できます。
注: Microsoft SQL Server を Arcserve Backup データベースとして使用する方法の詳細については、「Microsoft SQL Server の Arcserve Backup データベースとしての使用法」を参照してください。
Microsoft SQL Server を Arcserve Backup データベースとして設定する方法
- Windows の [スタート]-[すべてのプログラム]-[CA]-[Arcserve Backup]-[サーバ環境設定ウィザード]の順に選択します。
- [サーバ環境設定ウィザード]が開きます。
- [データベースの選択]オプションを選択し、[次へ]をクリックします。
- 画面の指示に従い、環境設定を完了します。
- 注: Unicode ベースの東アジア言語文字(JIS2004 など)を含むデータを保護する必要がある場合は、データ検索および並べ替えを可能にするために SQL 照合順序を有効にする必要があります。このためには、[データベースのインストール パスを選択してください]ダイアログ ボックスで[言語サポート オプション]をクリックし、画面の指示に従って設定を完了します
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- 環境設定が終了したら、サーバ環境設定ウィザードはコマンド ライン ウィンドウを開き、exptosql.exe を起動し、SQL Server 2014 Express のコア テーブルと詳細テーブルを、SQL Server の新規データベースにマイグレートします。
- exptosql.exe が起動しない場合は、コマンド ライン ウィンドウを開き、exptosql.exe を起動します。
- 注: デフォルトでは、exptosql.exe は以下のディレクトリにインストールされます。
- 以下のコマンドを実行します。
- exptosql.exe core
これは必須手順です。引数 core は、SQL Server 2014 Express データベースから SQL Server データベースに、コア テーブルをマイグレートします。
重要:このコマンドは、SQL Server の環境設定が完了したらただちに実行する必要があります。
- exptosql.exe detail
- 注: SQL Server 2014 Express データベースのサイズに応じて、詳細テーブルのマイグレーション プロセスでは完了までにかなりの時間がかかる場合があります。
C:\Program Files\CA\ARCserve Backup
この手順は省略可能です。引数 detail は、SQL Server 2014 Express データベースから SQL Server データベースに、詳細テーブルをマイグレートします。このコマンドは、コア テーブルのマイグレーション プロセスが完了した後であれば、いつでも実行できます。