データ デデュプリケーションは Arcserve Backup サーバで実行されるので、環境内で実行されるすべての Arcserve Backup エージェントで動作します。
バックアップ ジョブの実行中にデータ デデュプリケーションを行うには、通常どおりにジョブをセットアップし、適切に設定されたデデュプリケーション デバイスを、Disk to Disk to Tape バックアップ ジョブのバックアップ先またはステージング場所として選択します。デデュプリケーション デバイスを設定するには、「デデュプリケーション デバイスの管理」のトピックを参照してください。デデュプリケーション デバイス グループを追加する場所を決定する場合は、以下の点を考慮してください。
バックアップするデータの変更頻度
バックアップ間で比較的変更されずに安定しているデータのデデュプリケーションを考慮します。バックアップ間のデータの変更が少なければ少ないほど、多くの重複が特定されます。
バックアップ イメージを保持する期間
長期間保持する必要があるデータのデデュプリケーションを考慮します。デデュプリケーションによって、より多くのバックアップを同じ物理メディアに収めることができます。
デデュプリケーションに適しているデータの種類
データの種類に制限はありません。
データのサイズ
大規模なバックアップ データ ストリームは、デデュプリケーションに適しています。
可能なバックアップ ウィンドウ
デデュプリケーションはバックアップ サーバで実行されるので、データがネットワーク経由で転送されてからデデュプリケーションが実行されます。
デデュプリケーション バックアップ ジョブの実行時のバックアップ サーバのシステム要件
この質問の答えはバックアップに必要なデータ量によって異なり、バックアップ ストリームごとに約 110MB のデータが必要です。以下は推奨されるガイドラインです。
500 GB 未満の場合は CPU 1 基
500 GB ~ 2 TB の場合は CPU 2 基
2TB を超える場合はデュアル コア CPU 2 基
例: デデュプリケーション インストールを計画する方法
25 TB のディスクに 10 TB をバックアップするとします。この場合、1 週間分のフル バックアップしか格納できません。データ デデュプリケーションを使用すると、最初のフル バックアップに必要な容量は 8 TB のみになります。さらに、データ デデュプリケーションを使用して実行されるその後のバックアップに必要な容量は、最大でも 800 GB のみになります(従来の必要容量の約 10%)。したがって、同じディスクに 20 のフル バックアップ(約 5 か月分のバックアップ)を格納できます。
この例では、以下のとおりバックアップ イメージを保持できます。
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