ステージングを使用するデバイス グループの設定
このセクションでは、ステージングを使用するデバイス グループを設定する方法について説明します。
注: デバイス グループを設定するには、ステージング処理に使用するデバイスを指定する必要があります。詳細については、「ファイル システム デバイスを作成する方法」を参照してください。
ステージングを使用するデバイス グループを設定する方法
- Arcserve Backup > マネージャ コンソールのナビゲーション バーにある[管理]メニューから[デバイス グループの環境設定]を選択します。
- [デバイス グループ環境設定]が開きます。
- [次へ]をクリックします。
- ログイン ダイアログ ボックスが表示されます。
- ログイン ダイアログ ボックスで必要なフィールドに入力して、[次へ]をクリックします。
- [オプション]ダイアログ ボックスが開きます。
- [オプション]ダイアログ ボックスで、設定するサーバを選択し、[ディスク ベース グループの環境設定]を選択し、[次へ]をクリックします。
- [グループ]リストから、設定したいグループを選択します。選択されたグループのステージングを有効にするには、[ステージングを有効にする]オプションをオンにし、必要に応じて以下のオプションを変更します。
- [最大しきい値] -- Arcserve Backup でステージング バックアップに使用するディスク使用容量の最大値を指定します。ディスクの使用容量が[最大しきい値]を超えたことが Arcserve Backup によって検出されると、Arcserve Backup によってバックアップ ジョブが一時停止され、マイグレート済みの最も古いセッションは FSD からパージされます。これは、ディスクの使用容量が、[パージしきい値]以下になるまで行われます。
- デフォルト値: % が指定された場合は 80%、GB が指定された場合は 8 GB、MB が指定された場合は 4000 MB。
- [最大しきい値]は、使用されている MB または GB の合計として、または FSD で使用されている総容量のパーセンテージとして表されます。[最大しきい値]の値が FSD の容量のパーセンテージに設定されている場合は、[最大しきい値]の値は 100% 以下で、[パージしきい値]の値は 0% 以上である必要があります。
- 注: [最大しきい値]は、[パージしきい値]より大きい数字である必要があります。絶対値(たとえば、MB または GB)を指定する場合は、この値は 1 MB 以上である必要があります。
- [使用ディスク容量が最大しきい値を超えたらデータをパージする] -- ディスクの使用容量が[最大しきい値]を超えた場合に、マイグレートされたセッションを Arcserve Backup によって FSD からパージします。
- 注: パージ処理を適切なタイミングで開始するには、最大しきい値を 100 MB 以上、合計ディスク容量未満に指定してください。
- [パージしきい値] -- Arcserve Backup が、最も古いマイグレート済みセッションのディスクからのパージを停止する、ディスクの使用容量を指定します。
- デフォルト値: % が指定された場合は 60%、GB が指定された場合は 6 GB、MB が指定された場合は 3000 MB。
最大しきい値の指定単位は、Arcserve Backup によって自動的に指定されます(たとえば、%、MB または GB)。[パージしきい値]の値は、[最大しきい値]の値より小さくする必要があります。絶対値(たとえば、MB または GB)を指定する場合は、この値は 1 MB 以上である必要があります。
例: FSD の容量は 100 GB です。使用されているディスク容量は 75%(75 GB)です。[最大しきい値]は 80%(80 GB)であり、[パージしきい値]は 50%(50 GB)です。管理者は合計 10 GB のジョブをサブミットします。Arcserve Backup では、ジョブの完了時に、[最大しきい値]より大きくなることが検出されます。ディスクの使用容量が[パージしきい値](この例では、50% または 50 GB)以下になるまで、Arcserve Backup はジョブを一時停止し、マイグレート済みの最も古いセッションを FSD からパージします。Arcserve Backupその後、 はバックアップ ジョブを続行します。
注: マイグレート済みのすべてのセッションが Arcserve Backup によってディスクからパージされた後も、使用容量が[パージしきい値]を超え続ける場合、Arcserve Backup はジョブを再起動し、使用可能なディスク容量を使用してジョブの完了を試みます。
- [最大ストリーム数] -- 選択したファイル システム デバイス グループに対する最大同時ストリーム数を指定します。Enterprise Module のランセンスを取得している場合、最大 32 ストリームまで指定できます。取得していない場合、2 ストリームまで指定できます。
- 注: ジョブが子ジョブを生成する場合、生成される子ジョブの数が、そのジョブに対して指定されたストリームの数を超えることはありません。ただし、ジョブが子ジョブを生成し、使用するストリームの数が指定されていない場合、連続した 1 つのストリームで子ジョブが作成されバックアップされます。
- [このグループのSnapLockを有効にする] -- ファイル システム デバイスの SnapLock WORM 保護を有効にします。
- 注: このオプションは、ライブラリでは使用できません。このオプションを使用するには、ファイル システム デバイスで SnapLock 技術がサポートされている必要があります。SnapLock WORM 保護をサポートしないデバイス上で SnapLock を有効にすると、Arcserve Backup はデータの書き込みはできなくなりますが、データの削除はできます。
- [データ マイグレーションを一時停止する] -- データのマイグレーション処理を一時的に停止します。
- 必要な回数だけこの手順を繰り返して、他のグループを設定します。
- [次へ]をクリックし、[完了]をクリックします。
- このオプションは、ジョブに適用されます。