バックアップのプレフライト チェック
バックアップのプレフライト チェック
PFC (Preflight Check、プレフライト チェック)ユーティリティを使用すると、Arcserve Backup サーバおよびエージェントの状態を確認し、バックアップ ジョブが失敗する原因となる問題がないかどうかを確認できます。PFC で実行されるチェックは、以下のように分類できます。
- システム チェック - サーバのシステム要件、データベースの空きディスク容量、RPC サービス登録のチェックが含まれます。
- Arcserve Backup チェック -- Arcserve Backup のシステム アカウントとその権限、Arcserve Backup エンジンのステータス、SAN サーバの接続(Arcserve Backup SAN Option がインストールされている場合)、サーバに接続されているテープ デバイスの状態のチェックが含まれます。
- エージェント チェック - ジョブに必要なすべてのクライアントおよびデータベース エージェントに関する、接続とクレデンシャルのチェックが含まれます。
- 注: プレフライト チェック ユーティリティでは、以下のデータベース エージェントに対するログイン認証情報は検証しません。
- Agent for Informix
- Agent for Lotus Domino
- Agent for Microsoft SharePoint Server
- Agent for Microsoft Exchange Server
- Agent for Microsoft SQL Server
- Agent for Oracle
- Agent for Sybase
- Enterprise Option for SAP R/3 for Oracle
- メディア チェック -- 再利用セットのメディアの可用性(メディア プールが指定されているジョブの場合)、メディアの有効期限、ファイル システム デバイスのソースおよびデスティネーションの競合のチェックが含まれます。
このコマンドは、ジョブの予定時刻の数時間前に実行するのが最適です。PFCレポートで問題が見つかった場合でも、修正に充分な時間をかけることができます。PFC ユーティリティおよび関連オプションの詳細については、「コマンド ライン リファレンス ガイド」を参照してください。
ジョブをサブミットする前に、[ジョブのサブミット]ダイアログ ボックスの[プレフライト チェック]ボタンをクリックして、プレフライト チェックを実行できます。
PFC ユーティリティの例
ジョブをサブミットし、PFCユーティリティを実行します。バックアップジョブに使用するデバイスグループに割り当てられていないデバイスを検出すると、PFC ユーティリティはジョブの失敗を報告します。問題を修正するには、デバイスが割り当てられたデバイス グループを使用するか、デバイスをジョブで使用するデバイス グループに割り当てます。修正しないと、ジョブは失敗します。
この機能は、PFCコマンド ライン ユーティリティを実行する場合もサポートされます。詳細については、「コマンド ライン リファレンス ガイド」を参照してください。
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