Microsoft SQL Server データベースに関する考慮事項
Arcserve Backup データベースに Microsoft SQL Server を使用することを検討している場合は、以下の情報を確認してください。
- 本リリースへのアップグレードを予定していて、現在 Arcserve Backup データベースとして Microsoft SQL Server を実行している場合は、引き続き Microsoft SQL Server を Arcserve Backup データベースとして使用する必要があります。
- デフォルトでは、Arcserve Backup は単純復旧モデルを使用して Arcserve Backup データベース(ASDB)を作成します。このモデルを、正しい操作のために維持する必要があります。
- Microsoft SQL Server は、ローカルおよびリモートの通信をサポートします。この機能により、Arcserve Backup データベースを Arcserve Backup サーバにローカルまたはリモートで実行するように設定できます。
- 注: 詳細については、「リモート データベースの考慮事項」を参照してください。
- デフォルトでは、Arcserve Backup はバックアップ ファイルとディレクトリに関する情報をカタログ データベースに保存します。そのため、カタログ データベースは Arcserve Backup データベースよりも速いペースでサイズが大きくなります。この動作と組織のニーズを考慮しながら、カタログ データベースの拡張に備えて十分な空きディスク領域を確保するように計画してください。
- Global Dashboard については、セントラル プライマリ サーバ Arcserve Backup データベース(ASDB)に Microsoft SQL Server 2008 以降がインストールされている必要があります(Microsoft SQL Server 2008 Express Edition はデータベースとしてサポートしていません)。
- 注: ブランチ プライマリ サーバについては、Arcserve Backup プライマリ サーバ用の最小要件以外に必要とされる追加のハードウェアやソフトウェアはありません。
- Microsoft SQL Server をサポートする Arcserve Backup を正常にインストールするには、デバイスを作成する権限を持つ sa アカウントのような管理アカウントが必要になります。
- Microsoft SQL Server をサポートする Arcserve Backup をインストールする際に、Arcserve Backup データベース(SQL)システム アカウントの入力が求められた場合は、sa アカウントを使用する必要があります。
- SQL Enterprise Manager で、データベースのセキュリティ モードを SQL セキュリティに設定します。これは SQL セキュリティを認証モードとして使用し、バックアップするシステムが Windows ドメインの内側または外側に存在する場合に適用されます。
- セットアップ中に 、Microsoft SQL Server 2008、または Microsoft SQL Server 2012 を Arcserve Backup データベースとして指定すると、Windows 認証または SQL Server 認証を使用して Microsoft SQL データベースと通信することができます。
- Microsoft SQL Server のアカウントが変更された場合は、サーバ環境設定ウィザードを使用して対応する変更を行う必要があります。
- Arcserve Backup データベース エンジンは、Microsoft SQL Server データベースのステータスを定期的にポーリングします。Microsoft SQL Server が正常に応答しない場合、データベース エンジンはその Microsoft SQL Server が使用不能でありシャットダウンされていると判断します(データベース エンジンのアイコンが赤色で表示されます)。この問題を回避するには、以下のレジストリ キーの値をより大きな値に変更して、Arcserve Backup データベース エンジンの待機時間を延長します。
- Arcserve Backup は、NEC CLUSTERPRO 環境においては、Microsoft SQL Server を Arcserve Backup サーバにローカル インストールすることはできません。NEC CLUSTERPRO 環境では、Arcserve Backup データベース インスタンスをリモート システムにインストールする必要があります。
- ODBC ドライバを設定できる場合、[ODBC データ ソース アドミニストレータ]ダイアログ ボックスの[システム DSN]タブにあるシステム データ ソース「ASNT」で、クライアント設定により TCP/IP 通信を使用できるようにする必要があります。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\ComputerAssociates\ Arcserve Backup\Base\Database\MSSQL\SQLLoginTimeout