静的なジョブのパッケージ
子アイテムの横にあるボックスをクリックし、親アイテムの半分が緑色に変わると、親アイテムが静的にパッケージされています。「静的なジョブのパッケージ」とは、親オブジェクト内で、特定の子アイテムのみをジョブに含めるという意味です。それによって、ジョブの実行時ではなくジョブのスケジュール時に、パッケージされる親アイテムの内容が決定されます。
親アイテムの明示的な選択は、その子アイテム(直下のレベルのアイテム)にのみ継承されます。子アイテムで行った選択(たとえば、子アイテム内の特定のファイルのみをバックアップする指定など)は適用されません。
例: 静的バックアップの仕組み
ジョブをサブミットしたときに、コンピュータにはドライブ c:\ およびドライブ d:\ が含まれています。
- ジョブが完了した後、ドライブ e:\ がコンピュータに追加されました。次回のジョブの実行時、Arcserve Backup はドライブ c:\ およびドライブ d:\ をバックアップします。ドライブ e:\ はバックアップされません。
- ジョブが完了した後、ドライブ c:\ にディレクトリ c:\documents 追加されました。次回のジョブの実行時、Arcserve Backup は c:\documents を含むドライブ c:\ およびドライブ d:\ をすべてバックアップします。
- ジョブが完了した後、ドライブ d:\ がコンピュータから削除されました。次回のジョブの実行時、Arcserve Backup はドライブ c:\ をバックアップし、ドライブ d:\ のバックアップが失敗したことをレポートします。
ジョブをサブミットしたときに、ソース グループにはコンピュータ A、B、C および D が含まれています。コンピュータ A にはドライブ c:\ が含まれています。
- ジョブが完了した後、コンピュータ E がソース グループに追加されました。次回のジョブの実行時、Arcserve Backup はコンピュータ A、B、C、および D をバックアップしますが、元のソース グループに含まれていなかったため、Arcserve Backup はコンピュータ E をバックアップしません。
- ジョブが完了した後、ドライブ d:\ がコンピュータ A に追加されました。次回のジョブの実行時、Arcserve Backup はコンピュータ A、B、C、D、およびコンピュータ A のドライブ d:\ をバックアップします。コンピュータ A は元のバックアップ ソース グループに含まれていたため、Arcserve Backup はこのように動作し、Arcserve Backup はソース グループのボリュームを動的にバックアップします。
注: 詳細については、「静的バックアップ ジョブのサブミット」を参照してください。