以前のリリースからのデータ マイグレーション
Arcserve Backup を以前のリリースからアップグレードする場合、現在の設定の大部分を維持したまま、以前の Arcserve Backup データベースに保存されている情報を新しい Arcserve Backup データベースにマイグレートすることができます。
アップグレードが完了すると、Arcserve Backup は以下のタイプのデータを新しい Arcserve Backup データベースにマイグレートします。
- 認証 - アップグレード処理によって、ユーザ名やパスワードなど、すべての Arcserve Backup システム アカウント データが古いデータベースから新しいデータベースへマイグレートされます。
- 注: メンバ サーバのアップグレードの場合、メンバ サーバが属するドメインにすでにユーザ アカウントやパスワードが存在する場合、Arcserve Backup はこれらをマイグレートしません。
- ジョブ - アップグレード処理により、ローテーション ジョブ、GFS ローテーション、カスタム ジョブなどのすべてのジョブ スクリプトが、古いデータベースから新しいデータベースへマイグレートされます。
- 注: アップグレード処理は、古いインストールからデータベース廃棄ジョブ設定をマイグレートしません。データベース廃棄ジョブ設定を指定する場合の詳細は、「管理者ガイド」を参照してください。
- コア データベース データ - アップグレード処理により、すべてのコア データが古いデータベースから新しいデータベースにマイグレートされます。コア データは、ジョブ、メディア、セッション、デバイス、メディア プール、ファイル パス名、ファイル名などに関する情報で構成されます。
- ログ データ - アップグレード処理により、古いデータベースのアクティビティ ログ データが新しいデータベースにマイグレートされます。
- セッション データ - アップグレード処理により、セッション データが、古いデータベースから新しいデータベースにマイグレートされます。
- 注: セッション データのマイグレート処理には時間がかかる場合があります。ただし、ファイル レベルおよびセッション レベルのリストアを、アップグレードおよびマイグレーション処理が完了した後にすぐ行うことができます。
- カタログ データ - アップグレード処理により、カタログ データベース データが、古いデータベースから新しいデータベースにマイグレートされます。
- 注: カタログ データのマイグレート処理には時間がかかる場合があります。進捗状況ダイアログ ボックスは表示されません。