Arcserve Backup サーバ インストールのタイプ

Arcserve Backup は、以下のインストールのタイプをサポートしています。

高速

バックアップ環境を保護するために必要な Arcserve Backup 製品およびコンポーネントをインストールすることによって、インストール プロセスを簡略化できます。高速インストールでは、一部のセットアップ ページがスキップされます。Arcserve データベースの設定を省略して、Microsoft SQL Express を Arcserve のデータベースとしてインストールできます(Microsoft のデフォルト設定)。高速インストールは、ローカルの新規インストールにのみ適用されます。ローカル マシンにすでに以前のリリースの Arcserve Backup 製品がインストールされている場合、[高速]オプションは利用できません。

注: 高速インストールは非クラスタ マシンのみをサポートします。

高速インストールでは、以下の製品とコンポーネントがデフォルトでインストールされますが、インストール ウィザードで不要なコンポーネントを選択解除できます。

製品/コンポーネント

デフォルトのインストール場所(x86)

デフォルトのインストール場所(x64)

スタンドアロン サーバ

c:\program files\CA\ARCserve Backup

c:\program files (x86)\CA\ARCserve Backup

マネージャ(コンソール)

c:\program files\CA\ARCserve Backup

c:\program files (x86)\CA\ARCserve Backup

Tape Library Option

c:\program files\CA\ARCserve Backup

c:\program files (x86)\CA\ARCserve Backup

Enterprise Module

c:\program files\CA\ARCserve Backup

c:\program files (x86)\CA\ARCserve Backup

Global Dashboard

c:\program files\CA\ARCserve Backup\GlobalDashboard

c:\program files (x86)\CA\ARCserve Backup\GlobalDashboard

Disaster Recovery Option

c:\program files\CA\ARCserve Backup

c:\program files (x86)\CA\ARCserve Backup

Client Agent for Windows

c:\program files\CA\ARCserve Backup Client Agent for Windows

c:\program files\CA\ARCserve Backup Client Agent for Windows

Agent for Open Files for Windows (BAOF サーバおよび BAOF コンソールを含む)

c:\program files\CA\ARCserve Backup Agent for Open Files

c:\program files (x86)\CA\ARCserve Backup Agent for Open Files

Agent Deployment セットアップ ファイル

c:\program files\CA\ARCserve Backup\Packages\AgentDeploy

c:\program files (x86)\CA\ARCserve Backup\Packages\AgentDeploy

セットアップ プログラムによって環境で検出されるアプリケーション エージェント(たとえば、Agent for Microsoft Exchange Server や Agent for Microsoft SQL Server など)

c:\program files\CA\ARCserve Backup Agent for Microsoft Exchange

c:\program files\CA\ARCserve Backup Agent for Microsoft SQL Server

c:\program files\CA\ARCserve Backup Agent for Microsoft Exchange

c:\program files\CA\ARCserve Backup Agent for Microsoft SQL Server

診断ユーティリティ

c:\program files\CA\ARCserve Backup Diagnostic

c:\program files (x86)\CA\ARCserve Backup Diagnostic

カスタム

インストールする個々のコンポーネント、エージェント、およびオプションを指定できます。

Arcserve マネージャ コンソール

グラフィカル ユーザ インターフェース(GUI)で構成され、ご使用の環境の Arcserve スタンドアロン サーバ、プライマリ サーバ、およびメンバ サーバで実行する処理を管理できます。

Arcserve スタンドアロン サーバ

サーバに対してローカルで実行されるジョブの実行、管理、および監視を行うことが可能な単一サーバで構成されます。

Arcserve プライマリ サーバ

Arcserve Backup ドメイン内の単一のセントラル サーバで構成され、メンバ サーバおよびプライマリ サーバ上で実行されるバックアップ ジョブおよびリストア ジョブをサブミット、管理、およびモニタできます。

プライマリ サーバを使用すると、メンバ サーバに関連したデバイスおよびライセンスの管理、レポートの作成、Alert 通知、そしてドメイン内の全サーバのアクティビティ ログ データの表示ができます。

テープ ライブラリなどのストレージ デバイスを、プライマリ サーバに接続することができます。プライマリ サーバまたはリモート システム上に Arcserve Backup データベースを展開できます。

一元管理機能を有効するには、Central Management Option をインストールしてライセンスを登録する必要があります。

注: プライマリ サーバを使用した日常業務の管理の詳細については、「一元管理」を参照してください。

Arcserve メンバ サーバ

Arcserve Backup ドメイン内のサーバで構成され、プライマリ サーバからジョブおよびデバイスに関する指示を受け取ります。メンバ サーバは、進行中のジョブ、ジョブ履歴、およびアクティビティ ログ データに関する情報をプライマリ サーバへ送信し、その情報は Arcserve Backup データベースに保存されます。

テープ ライブラリなどのストレージ デバイスを、メンバ サーバに接続することができます。

一元管理機能を有効にするには、サーバをメンバ サーバに指定して、プライマリ サーバが管理するドメインに追加する必要があります。

注: メンバ サーバを使用した日常活動の管理の詳細については、「一元管理」を参照してください。

その他

このオプションにより、Arcserve Backup サーバ、エージェント、およびオプションのインストールをカスタマイズできます。