スナップショットが削除されないというメッセージがジョブにより誤ってレポートされる
Windows プラットフォームで有効
現象
ESX Server 上で実行されている仮想マシンをバックアップおよびリストアするときに、ゲスト仮想マシンのスナップショットは正常に削除されますが、ジョブが失敗し、スナップショットが削除されなかったというメッセージがアクティビティ ログに記録されます。以下に、アクティビティ ログに表示されるメッセージの例を示します。
AW0585 RMDMISLARCRW009 13/01/06 11:03:38 54
VM (ESX/VC サーバ上)の仮想マシンスナップショットを削除することに失敗しました。
解決策
この動作は、スナップショットの削除に必要な時間の長さが原因で発生します。デフォルトでは、ジョブの非アクティブ期間が 10 分以上になると、エージェントはタイムアウト エラー メッセージをレポートします。スナップショットの削除に必要だった期間が原因で、エージェントはその遅延(スナップショットの削除)を操作の失敗と解釈し、アクティビティ ログにメッセージ AW0585 を返します。
この問題を修正するには、以下のいずれかの解決策を使用します。
- タイムアウト値を増やす: デフォルトでは、エージェントはタイムアウト エラーをレポートするまで 10 分間待機します。タイムアウト値を増やすには、以下のレジストリ キーを開きます。
- DWORD VimTimeout の値を 10 から 20 までの値に変更します。
- 注: 環境によっては DWORD VimTimeout を作成する必要があります。
- ジョブを再サブミットします。
- ゲスト仮想マシンでディスク統合を実行する: VMware VI Client を使用して、ディスクを統合してからジョブを再サブミットします。
- 注: この解決策は、vSphere 5.0 (ESX Server)環境のみで使用できます。
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\ComputerAssociates\CA ARCServe Backup\ClientAgent\Parameters\VimTimeout