Arcserve Hyper-V 環境設定ツールを使用したデータベースへのデータ入力

Arcserve Hyper-V 環境設定ツールは、Hyper-V ホスト システム内の VM に関する情報を Arcserve Backup データベースに入力するデータ収集ユーティリティです。

エージェントをインストールしたら、VM システムについての情報を Arcserve Backup データベースに入力する必要があります。これを行うには、Hyper-V ホスト システム上で Arcserve Hyper-V 環境設定ツールを実行する必要があります。

Arcserve Hyper-V 環境設定ツールを実行して VM に保存されているデータの正常なバックアップをサブミットした後で、Arcserve Backup は、環境設定ツールを実行した際に指定された VM に関する情報を Arcserve Backup データベースに自動的に入力します。自動保存オプションを使用すると、バックアップ マネージャを正確に検索して VM 内の最新のデータをバックアップすることができます。デフォルトでは、Arcserve Backup はバックアップ ジョブが完了してから 24 時間間隔で更新された情報をデータベースに自動的に入力します。

Arcserve Hyper-V 環境設定ツールを使用する場合は、以下の制限事項を配慮してください。

Arcserve Hyper-V 環境設定ツールを使用してデータベースへデータを入力する方法

  1. Hyper-V Server システムの VM が実行状態であることを確認します。
  2. 注: Arcserve Hyper-V 環境設定ツールでは、実行状態ではない Hyper-V VM に関する情報は Arcserve Backup データベースに入力されません。
  3. Hyper-V ホスト システムにログインして Backup Agent 管理を開きます。
  4. Backup Agent 管理を開くには、[スタート]-[プログラム]-[Arcserve]-[Arcserve Backup]-[Backup Agent 管理]の順に選択します。
  5. [Backup Agent 管理]が開きます。
  6. ドロップダウン リストから、[Arcserve Backup Agent for Virtual Machines]を選択し、ツールバーの[環境設定]をクリックします。
  7. Arcserve[ Hyper-V 環境設定ツール]ダイアログ ボックスが開きます。
  8. Arcserve Hyper-V 環境設定ツール]ダイアログ ボックスの以下のフィールドに入力します。
  9. オプション
    • Arcserve Backup サーバ -- データを入力するデータベースが含まれている Arcserve Backup サーバのホスト名または IP アドレスを指定します。
    • デバッグ: 詳細なデバッグ ログを書き込みます。ログは、Client Agent for Windows インストール ディレクトリに作成されます。デフォルトではこのディレクトリは以下のとおりです。
    • C:\Program Files\CA\ARCserve Backup Client Agent for Windows\Log

      注: ログ ファイルの名前は ca_msvmpopulatedb.log です。

    • デバッグ レベル -- デバッグ ログ(ca_msvmpopulatedb.log)に必要な情報の詳細レベルを指定します。
    • デフォルト: 2

      範囲: 1 ~ 6.

      注: デバッグ レベルが高いと、デバッグ ログでより詳細な情報が提供されます。

    • 環境設定を削除する -- 指定した Hyper-V サーバ用の Arcserve Backup データベースにある利用可能な VM を削除します。
    • VM 情報を保持する -- このツールの実行時に使用不可能な VM に関するデータ(バックアップ情報)を保持できます。

    デフォルトでは、このツールの実行時には、使用可能な VM のバックアップ情報のみが取得されます。VM を使用できない場合(VM の電源が入っていない、環境から削除されているなど)、Arcserve Backup によって Arcserve Backup データベースからこの VM に関するデータが削除されます。このオプションを有効にしておけば、Arcserve Backup によって使用可能な VM の情報が取得され、使用不可能な VM のバックアップ情報は保持されます。

  10. 以下の推奨事項を考慮します。
  11. VM 情報の自動保存
    • 周期 -- Arcserve BackupArcserve Backup データベースに VM の関連情報が自動的に入力される頻度を指定します。
    • デフォルト: 24 時間
    • 範囲: 1 時間~ 99 時間
    • 注: [周期]の値を適用するには、必ず[設定]をクリックします。

  12. [実行]をクリックします。
  13. Arcserve Backup データベースに、Hyper-V ホスト システムで実行されている VM に関する情報が入力されます。