カスタム HTTPS 通信ポートの指定

VMware vCenter Server Virtual Infrastructure (VI) SDK では、Web サービス通信に HTTPS ポート 443 を使用します。これらのポートは、Microsoft Internet Information Services (IIS)によって使用される通信ポートと競合する場合があります。ポートの競合を避けるため、VMware vCenter Server および VMware ESX Server では、ユーザがカスタムの VI SDK Web サービス ポートを指定できます。ただし、VI SDK Web サービスのポートを変更した場合、Arcserve Backup が VM データをバックアップ プロキシ システムにマウントできないか、バックアップが失敗する可能性があります。

この問題を解決するため、Arcserve Backup では、ユーザがカスタムの HTTPS 通信ポートのセットを作成することによって、Arcserve Backup が VM データをバックアップ プロキシ システムにマウントできるようにします。

: VMware vCenter Server および VMware ESX Server システム上の VI SDK Web サービスのポートを設定する方法については、VMware ドキュメントを参照してください。

以下の解決策は、特定のバックアップ プロキシ システムを使用してバックアップされる ESX Server システムおよび vCenter Server システムに影響を与えるグローバルな変更になります。したがって、最適な方法は、VI SDK でカスタマイズしたポートを含む VMware vCenter Server システムのデータをマウントするために使用される専用のバックアップ プロキシ システムを特定することになります。

カスタムの HTTPS 通信ポートを指定する方法

  1. バックアップ プロキシ システムにログインします。
  2. Windows のレジストリ エディタを開きます。
  3. 以下のレジストリ キーを作成します。
  4. HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\ComputerAssociates\CA ARCServe Backup\ClientAgent\Parameters\VIHTTPSPort

  5. VIHTTPSPort を右クリックして、コンテキスト メニューの[変更]をクリックします。
  6. [DWORD 値の編集]ダイアログ ボックスが表示されます。
  7. [値]データ フィールドには、VMware vCenter Server で設定されたカスタマイズされた HTTPS 通信ポート番号を指定します。
  8. OK]をクリックします。
  9. 指定したポート番号が適用されます。