VDDK バックアップ ジョブが失敗する
Windows オペレーティング システムで該当
現象
VDDK を使用して VM をバックアップすると、バックアップ ジョブが失敗します。この問題では、以下の症状が発生します。
- Arcserve Backup アクティビティ ログにエラー E8535 が表示される。
- VMDKIO.log ファイルに以下のようなエラー メッセージが表示される。
システム libeay32.dll ライブラリは必要なライブラリより古いものです(90709F < 9070AF)。
SSLLoadSharedLibrary: ライブラリ libeay32.dll をロードできませんでした: 126
解決策
VMware VDDK は、デフォルトの VDDK インストール ディレクトリに libeay32.dll と ssleay32.dll という名前のライブラリ ファイルをインストールします。この問題は、他のアプリケーションによって Windows\system32 ディレクトリに同じライブラリの別のバージョンがインストールされる場合に発生します。同じライブラリの複数のインスタンスがある場合、Agent for Virtual Machines は、バックアップ実行時に適切ではないライブラリのバージョンをロードしようとする場合があります。その結果、上記メッセージが VMDKIO.log ファイルに表示され、VDDK を含むバックアップ が失敗します。
この問題を解決するには、以下の手順に従います。
- バックアップ プロキシ システム上の VDDK インストール ディレクトリを参照します。
- x64 システム(デフォルト):
- 以下のディレクトリで、libeay32.dll および ssleay32.dll という名前のファイルを探します。
- x64 システム:
- libeay32.dll および ssleay32.dll を上記のディレクトリからバックアップ プロキシ上の Universal Agent のインストール ディレクトリにコピーします。デフォルトでは、Universal Agent は以下のディレクトリにインストールされます。
C:\Program Files (x86)\VMware\VMware Virtual Disk Development Kit
C:\Program Files (x86)\VMware\VMware Virtual Disk Development Kit\vddk64\bin
C:\Program Files\CA\SharedComponents\ARCserve Backup\UniAgent