現在のリリースへの Arcserve Backup エージェントのサイレント アップグレード
システムにインストールされている別の Arcserve リリースから現在のリリースにエージェントをアップグレードする必要が生じる場合があります。エージェントとリリース番号を特定するプロセス、およびアップグレードを実行するプロセス自体には長い時間がかかる可能性があります。
このタスクを簡単にするため、MasterSetup を Windows コマンドラインからサイレントで実行し、システムにインストールされているすべての Arcserve Backup エージェントを現在のリリースにアップグレードします。
このタスクを完了するにはいくつかの方法があります。
- MasterSetup をインストール メディアから直接実行します。ターゲット(リモート)システム上のすべてのエージェントをアップグレードする構文を指定します。
- ネットワーク上でインストール メディアがマウントされているオプティカル ドライブを共有します。ターゲット(リモート)システムからコマンドを実行し、ローカル システム上のすべてのエージェントをアップグレードする構文を指定します。
- ネットワーク共有を作成し、インストール メディアの中身全体を共有ディレクトリにコピーします。ターゲット(リモート)システムからコマンドを実行し、ローカル システム上のすべてのエージェントをアップグレードする構文を指定します。
MasterSetup をコマンドラインから実行した場合、Arcserve Backup ベース製品および Arcserve Backup オプションをアップグレードすることはできません。
MasterSetup は、インストール メディアの以下のディレクトリにインストールされています。
<drive>\Install\mastersetup.exe
Arcserve Backup エージェントを現在のリリースにアップグレードする方法
- 「以前のリリースからの Arcserve Backup のアップグレード」の手順を実行します。
- 「サイレント インストール用レスポンス ファイルの作成」の手順に従ってレスポンス ファイルを作成します。
- アップグレード プロセスを完了し、レスポンス ファイルを作成した後、Windows コマンドラインを開き MasterSetup にアクセス可能なディレクトリを参照します。
- 以下の構文を使用して MasterSetup を実行します。
- 注: 角かっこ [ ] は、かっこ内の引数がオプションであることを示しています。山かっこ <> は、かっこ内の引数が必須であることを示します。
MasterSetup [/?][/D][/H:<host name>][/U:<User Name>][/P:<Password>][/I:<Icf Path>][/AU][/O]
/?
このコマンドの使用方法を表示します。
/D
インストールのステータスを表示します。
/H
ターゲット システムのホスト名を指定します。
/U
ターゲット システムのユーザ名を指定します。
/P
ターゲット システム上のユーザ名のパスワードを指定します。
/I
レスポンス ファイルの場所を指定します。
/AU
サイレント アップグレードを実行するように指定します。
注: この引数では、ローカル システムにインストールされているすべてのエージェントをアップグレードできます。
/O
出力ファイルの場所を指定します。この引数を使用するには、/AU 引数を指定する必要があります。
実行が完了したら、指定されたシステムにインストールされているすべてのエージェントが本リリースにアップグレードされます。
注: MasterSetup が Arcserve Backup ベース製品がターゲット システムにインストールされていることを検出すると、アップグレード処理は失敗します。
例: MasterSetup 構文
以下の例は、computer001 にインストールされているすべてのエージェントを本リリースにアップグレードするのに必要な構文を表しています。ユーザはプライマリ サーバにログインしており、ユーザ名は administrator、パスワードは test-001 です。
mastersetup /h:computer001 /u:administrator /p:test-001 /au
以下の例は、ローカル システムにインストールされているすべてのエージェントをアップグレードするのに必要な構文を表しています。ユーザは、管理者権限を持つユーザ アカウントでターゲット システムにログインしている必要があります。
mastersetup /au