Is Alive
Arcserve RHA では、アクティブ ホストが稼働中であるかどうかを継続的にチェックします(下記の[ping リクエストを送信]、[DB へ接続]、または[ユーザ定義スクリプト]方式に基づく)。これらのチェックは、ハートビート周期に従い、スケジュールされた間隔で行われます。
ステータスの確認は、以下のように解釈されます。
- アクティブ コンピュータが OK である(稼動中)ことが示されている場合、新規のアクションは実行されず、ハートビート周期のスケジュールされた間隔に従いチェックが続けられます。
- アクティブ コンピュータが OK ではない(非稼動)ことが示されている場合、次のハートビート タイムアウト時に、アクティブ コンピュータは、Is Alive タイムアウトの最大値に達するまでの間、再度チェックされます。Is Alive タイムアウトまでに、アクティブ ホストが稼働中であることが確認できなかった場合、Arcserve RHA はイベント通知を実行します。同時に、[自動スイッチオーバーの実行]プロパティの指定に基づき、スイッチオーバーを実行するかしないかがチェックされます。
重要:スクリプトを使用する場合、各スクリプトは、マスタとレプリカの両方で同じパスにあり、同じ名前が付けられている必要があります。
Is Alive タイムアウト(秒)
この間隔(秒単位)内で、アクティブ ホストが稼動中であるという報告をスタンバイ ホストが受け取らない場合、スイッチオーバーまたは通知が開始されます。チェックはハートビート周期で行われます。
デフォルトは、300 秒です。
ハートビート周期(秒)
ハートビート要求(下記のチェックを実行します)を送信する間隔(秒単位)です。
デフォルトは、30 秒です。
チェック方式
ping リクエストを送信
アクティブ ホストが稼動中かどうかをチェックするために、ICMP リクエストがスタンバイ ホストからアクティブ ホストへ自動的に送られます。
使用可能なオプションは、[IP 移動]プロパティの値によって異なります。詳細については、「リダイレクション プロパティ」を参照してください。
- [IP 移動]が[オン]の場合
- スイッチオーバーの間に、IP がアクティブ コンピュータからスタンバイ コンピュータに移動されます。そのため、スタンバイ コンピュータはこの IP を継続的にチェックする必要があります。
[ping 対象 IP]プロパティで、ping 対象の IP アドレスを入力します。
- [IP 移動]が[オフ]の場合
スイッチオーバーの間に、IP はアクティブ コンピュータからスタンバイ コンピュータに移動しません。この場合は、ping 対象の IP を 2 つ設定します。
[マスタからレプリカへの ping の IP]
ping を送信する IP アドレスを入力します。レプリカ コンピュータがアクティブ ホストの場合、ICMP 要求がマスタからレプリカに対して行われます。2 秒以内に応答がない場合、レプリカ コンピュータは稼動していないと見なされます。[レプリカからマスタへの ping の IP]
ping を送信する IP アドレスを入力します。マスタ コンピュータがアクティブ ホストの場合、レプリカからマスタに対して ICMP 要求が行われます。2 秒以内に応答がない場合、マスタ コンピュータは稼動していないと見なされます。
DB へ接続
(データベース アプリケーションの場合のみ)このプロパティが[オン]に設定されている場合、Arcserve RHA は、アクティブ コンピュータのデータベースにハートビート周期に応じて接続し、データベース サービスが実行されていてすべてのデータベースがマウントされているかどうかを確認します。
ユーザ定義スクリプト
スクリプト内でユーザが定義したアクションを使用して、標準のチェック方式を強化または置換できます。
アクティブ ホストのチェック スクリプト
このスクリプトはアクティブ サーバで実行され、サーバが稼動中かどうかをチェックします。
- スクリプト名
実行するスクリプトの名前および完全パスを入力します。Arcserve RHA は、ハートビート タイムアウトごとにアクティブなコンピュータに接続し、スクリプトを実行します。戻り値が 0 の場合、アクティブ コンピュータは OK(稼動中)です。戻り値が 0 以外の場合は、アクティブ サーバが応答していないため、スイッチオーバーが必要になります。
- 引数
前のプロパティで指定したスクリプトに渡される引数です。引数の値は静的な値にする必要があります。
スタンバイ ホストのチェック スクリプト
このスクリプトはスタンバイ サーバで実行され、アクティブ サーバが稼動中かどうかをチェックします。
- スクリプト名
実行するスクリプトの名前および完全パスを入力します。Arcserve RHA は、ハートビート タイムアウトごとにアクティブなコンピュータに接続し、スクリプトを実行します。戻り値が 0 の場合、アクティブ コンピュータは OK(稼動中)です。戻り値が 0 以外の場合は、アクティブ サーバが応答していないため、スイッチオーバーが必要になります。
- 引数
前のプロパティで指定したスクリプトに渡される引数です。引数の値は静的な値にする必要があります。