障害の発生したサーバの手動リカバリ - IP 移動とコンピュータ名の切り替え

IP リダイレクションと、コンピュータ名の切り替えリダイレクションの両方を使用している場合に、障害の発生したサーバを手動でリカバリする方法

  1. スイッチオーバーを発生させた可能性のあるハードウェア上の問題があれば解決します。
  2. IP の競合エラーを防ぐため、マスタ サーバをネットワークに接続しないで再起動します。
  3. レプリカからマスタへの Is Alive チェックによってリソースの障害が認識され、元のレプリカがアクティブなサーバになります。
  4. マスタの[TCP/IP 詳細設定]ダイアログ ボックスで、追加の IP アドレスを削除します。
  5. システムのプロパティ]ダイアログ ボックスと[コンピュータ名]タブで、コンピュータ名を <サーバ名>-RHA に変更します。たとえば、サーバの名前が "Server 3" の場合、これを "Server 3-RHA" に変更します。
  6. サーバを一時的なワークグループに割り当てます。
  7. コンピュータを再起動して変更を有効にします。再起動が完了したら、ネットワークに再接続します。次のようなエラー メッセージが表示されます: システム起動時に少なくとも 1 つのサービスが失敗しました。このエラー メッセージは無視してください。通常エンジンはドメイン アカウントで動作するため、このような状況では予期されるメッセージです。
  8. ドメインに再接続して、 -RHA 名を使用していることを確認し、再起動します。
  9. HA シナリオがまだ実行されていない場合は、標準ツールバーの[実行]ボタンをクリックして、マネージャからシナリオを開始します。[スイッチオーバー後のリバース レプリケーション シナリオの実行]オプションが選択されている場合、シナリオはリバース モード、つまり元のレプリカから元のマスタへと実行されます。元のマスタがスタンバイ サーバとして機能するようになります。
  10. 同期が完了するまで待ちます。
  11. アクティブな役割をマスタ サーバに戻す場合は、標準のツールバーで[スイッチオーバーの実行]ボタンをクリックして、手動でスイッチオーバーを実行します。
  12. 注: 手動のスイッチオーバーは、通常の業務時間外に実行することをお勧めします。