アセスメント モードでのシナリオの実行

Arcserve RHA では、実際にデータをレプリケートせずにシナリオを実行することができます。これにより、レプリケーションに必要な帯域幅の使用状況または圧縮率の正確なベンチマークを評価できます。アセスメント モードでシナリオを実行すると、レプリケーションは実行されませんが、統計情報が収集されます。アセスメント プロセスを停止すると、レポートが提供されます。

このトピックでは、アセスメント モードでシナリオを作成/実行する方法と、レプリケーション モードでシナリオを変更する方法について説明します。

アセスメント モード オプションを使用するには、新しいシナリオを作成し、シナリオ作成ウィザードで[アセスメント モード]チェック ボックスをオンにする必要があります。

アセスメント モードで実行可能なシナリオは、標準のレプリケーション モードでも実行できます。シナリオを開始するときは、標準のツールバー上にある緑色の[実行]ボタンまたは青色の[実行(アセスメント モード)]ボタンによってシナリオの実行モードが決まります。

アセスメント モードでシナリオを作成するには、以下の手順に従います。

  1. 新規シナリオを作成し、シナリオ作成ウィザードで[アセスメント モード]チェック ボックスをオンにします。
  2. マスタのホスト名/IP を入力します。
  3. (オプション)レプリカのホスト名/IP を入力します。
  4. Arcserve RHA によって実行前にシナリオが検証されます。
  5. シナリオが正しく設定されていない場合、または関連ホストで問題が発生した場合、[イベント]ペインにエラーが報告されます。エラーが報告されない場合、シナリオはアセスメント モードでの実行を開始します。

    マネージャでは、シナリオの左側に青色の実行中マークが表示され、シナリオがアセスメント モードで実行中であることが示されます。また、シナリオの状態も[シミュレーション]に変わります。

  6. レポートを開きます。
  7. デフォルトでは、アセスメント モードで実行するシナリオを停止した後、アセスメント モード レポートが生成されます。レポートを表示するには、「レポートの表示」を参照してください。

    注: このオプションを使用して作成されたシナリオは、標準のレプリケーション モードでは実行できません。

既存のシナリオをアセスメント モードで実行するには、以下の手順に従います。

  1. マネージャで、アセスメント モードで実行するシナリオを選択します。
  2. シナリオを実行するには、標準のツールバーの実行(アセスメント モード) をクリックします。
  3. Arcserve RHA は実行前にシナリオを検証します。

    シナリオが正しく設定されていない場合、または関連ホストで問題が発生した場合、[イベント]ペインにエラーが報告されます。エラーがレポートされなければ、シナリオの実行が開始します。

    マネージャでは、シナリオの左側に青色の実行中マークが表示され、シナリオがアセスメント モードで実行中であることが示されます。また、シナリオのステータスも[シミュレーション]に変わります。

    シナリオの実行が開始されると、フレームワーク ペインの下部に[統計情報]タブが表示され、レプリケーションのアセスメント情報が視覚的に表されます。

  4. レポートを開きます。
  5. デフォルトでは、アセスメント モードで実行するシナリオを停止した後、アセスメント モード レポートが生成されます。レポートを表示するには、「レポートの表示」を参照してください。

アセスメント モードのシナリオを変更して標準のレプリケーション モードで実行するには、以下の手順に従います。

  1. マネージャで、アセスメント モードを使用して作成されたシナリオを選択します。
  2. シナリオが実行中の場合は、停止します。
  3. レプリカのホスト名/IP の詳細を追加し、必要に応じて、マスタ/レプリカのプロパティを変更します。
  4. [レプリカ プロパティ]-[レプリケーション]のユーザ認証情報でレプリカの認証情報を入力します。
  5. シナリオを保存し、[実行]をクリックします。