アセスメント モードでのシナリオの実行
Arcserve RHA では、実際にデータをレプリケートせずにシナリオを実行することができます。これにより、レプリケーションに必要な帯域幅の使用状況または圧縮率の正確なベンチマークを評価できます。アセスメント モードでシナリオを実行すると、レプリケーションは実行されませんが、統計情報が収集されます。アセスメント プロセスを停止すると、レポートが提供されます。
このトピックでは、アセスメント モードでシナリオを作成/実行する方法と、レプリケーション モードでシナリオを変更する方法について説明します。
アセスメント モード オプションを使用するには、新しいシナリオを作成し、シナリオ作成ウィザードで[アセスメント モード]チェック ボックスをオンにする必要があります。
アセスメント モードで実行可能なシナリオは、標準のレプリケーション モードでも実行できます。シナリオを開始するときは、標準のツールバー上にある緑色の[実行]ボタンまたは青色の[実行(アセスメント モード)]ボタンによってシナリオの実行モードが決まります。
アセスメント モードでシナリオを作成するには、以下の手順に従います。
- 新規シナリオを作成し、シナリオ作成ウィザードで[アセスメント モード]チェック ボックスをオンにします。
- マスタのホスト名/IP を入力します。
- (オプション)レプリカのホスト名/IP を入力します。
- Arcserve RHA によって実行前にシナリオが検証されます。
- レポートを開きます。
シナリオが正しく設定されていない場合、または関連ホストで問題が発生した場合、[イベント]ペインにエラーが報告されます。エラーが報告されない場合、シナリオはアセスメント モードでの実行を開始します。
マネージャでは、シナリオの左側に青色の実行中マークが表示され、シナリオがアセスメント モードで実行中であることが示されます。また、シナリオの状態も[シミュレーション]に変わります。
デフォルトでは、アセスメント モードで実行するシナリオを停止した後、アセスメント モード レポートが生成されます。レポートを表示するには、「レポートの表示」を参照してください。
注: このオプションを使用して作成されたシナリオは、標準のレプリケーション モードでは実行できません。
既存のシナリオをアセスメント モードで実行するには、以下の手順に従います。
- マネージャで、アセスメント モードで実行するシナリオを選択します。
- シナリオを実行するには、標準のツールバーの実行(アセスメント モード)
をクリックします。
- レポートを開きます。
Arcserve RHA は実行前にシナリオを検証します。
シナリオが正しく設定されていない場合、または関連ホストで問題が発生した場合、[イベント]ペインにエラーが報告されます。エラーがレポートされなければ、シナリオの実行が開始します。
マネージャでは、シナリオの左側に青色の実行中マークが表示され、シナリオがアセスメント モードで実行中であることが示されます。また、シナリオのステータスも[シミュレーション]に変わります。
シナリオの実行が開始されると、フレームワーク ペインの下部に[統計情報]タブが表示され、レプリケーションのアセスメント情報が視覚的に表されます。
デフォルトでは、アセスメント モードで実行するシナリオを停止した後、アセスメント モード レポートが生成されます。レポートを表示するには、「レポートの表示」を参照してください。
アセスメント モードのシナリオを変更して標準のレプリケーション モードで実行するには、以下の手順に従います。
- マネージャで、アセスメント モードを使用して作成されたシナリオを選択します。
- シナリオが実行中の場合は、停止します。
- レプリカのホスト名/IP の詳細を追加し、必要に応じて、マスタ/レプリカのプロパティを変更します。
- [レプリカ プロパティ]-[レプリケーション]のユーザ認証情報でレプリカの認証情報を入力します。
- シナリオを保存し、[実行]をクリックします。