レプリケーションの一時停止
システム メンテナンスまたはその他の処理を実行するために、レプリカ マシンでの更新を一時停止する必要が生じることがあります。こうした処理でレプリケートされたデータが変更されることはありません。通常、レプリケーションの停止は、後で再同期を行う必要があるので望ましくありません。この問題は、Arcserve RHA のレプリケーションの一時停止機能によって解決できます。
一時停止中、すべての変更は、マスタまたは一時停止されているレプリカの上位にあるレプリカにスプールされます。つまり、一時停止されたレプリカで後で更新するために変更は継続して記録されますが、レプリケーションが再開されるまで、実際には転送されません。レプリケーションが再開されると、累積された変更が転送され適用されます。データのフル同期を再実行する必要はありません。
レプリケーションは手動またはスケジュール ベースで一時停止できます。
重要: 一時停止中は、Exchange Server、SQL Server、Oracle などのアプリケーションの開始も含め、いかなる形であれデータを変更する作業をレプリカ上で行わないでください。レプリカ上でデータを変更するプログラムを開始する必要がある場合、アシュアード リカバリ オプションを使用することができます。
以下の点に注意してください。
- 同期中にレプリケーションを一時停止することはできません。変更はマスタまたは上位のレプリカのスプール ディレクトリに蓄積されるため、レプリケーションは一時的にのみ停止できます。レプリカが一時停止されている間に発生する変更を保持するスプールに十分な容量があることを確認してください。
- 複数のレプリカ ホストが関係するシナリオで、一度に一時停止できるレプリカは 1 つのみです。
詳細情報: