BES の環境設定データベース(BESMgmt)には、BES の環境設定情報がすべて含まれています。 BlackBerry 用 CA ARCserve RHA ソリューションでは、このデータベースを保護および利用して BlackBerry ハイ アベイラビリティを提供します。 BES 以外のアプリケーションで現行の BES SQL インスタンス(BESMgmt をホストしているインスタンス)を使用していて、さらに BES ハイ アベイラビリティを利用したい場合は、BES の環境設定データベースを新しい専用の SQL インスタンスに移動する必要があります。 移動先は同一または異なるサーバ上のどちらでも可能ですが、BES の環境設定データベースに特化した専用の SQL インスタンスである必要があります。 新しい名前付きインスタンスとしてインストールされると CA ARCserve RHA は、サーバで実行しているほかの SQL インスタンスまたは CA ARCserve RHA シナリオに影響を与えることなく、このインスタンスのみを保護するように設定できます(サーバ上のほかの SQL データベースまたはインスタンスへのサービスも中断することなく、BES サーバをスイッチオーバーできます)。 詳細については、「非依存 BlackBerry SQL インスタンス」を参照してください。
BlackBerry の環境設定データベースの移動については、RIM テクニカル サポートの Web サイト(http://na.blackberry.com/eng/support)上の「How To - Move the BlackBerry Configuration Database from one server to another」(記事番号: KB-03112 )に記載されている正式な指示に従ってください。
この操作では、一部の BES サービスの再起動に少し時間がかかります。必要な合計ダウンタイムを短縮するため、BES サーバの環境設定と並行してこの手順を実行することをお勧めします。
環境設定ファイルを編集する際は、必ず「SERVER」を変更して、環境設定データベース専用の新しい SQL インスタンスを反映させる必要があります。 たとえば、「xobessql」という名前の新しい専用 SQL インスタンスが「xooperations」という名前のサーバ上にあると考えてみてください。この環境設定ファイルは次のように変更する必要があります。
例
; db をインストールするサーバ名
; ローカル マシンは「local」と指定できます
;
SERVER=xooperations¥xobessql
BESMgmt データベースを新しいサーバに移動する際、移動中に BlackBerry Manager が開いていた場合は、移動後(上記 KB の手順を完了後)、再接続する前に BlackBerry Manger を再起動する必要があります。
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